日番谷先生に連れてこられた場所は屋上















確かに此処には生徒はこないだろう





だって立ち入り禁止になっているから






























目の前にいて、手を繋いでいる日番谷先生










見るだけで涙が零れそう






愛し・・・過ぎる・・・


























先生と私の赤い糸

























屋上に来て、暫くお互いに黙ったままだった











沈黙を破ったのは、日番谷先生

























「久しぶり、だな」




















日番谷先生は掴んでいた手をゆっくり開放した



なんだか、ちょっと悲しい








「うん、また先生かっこよくなった」








私はそう言うと日番谷先生を見つめる


先生の後ろにある太陽と、先生が、眩しい















「何言ってんだ」






恥ずかしそうに先生は頭を掻いた




















だって、随分変わったぜ」





































随分、可愛くなったし、綺麗になった




































「そんなこと、ないよ・・・//」






























多分今私の顔は真っ赤



こんなに嬉しい事言われたのは何時ぶりだろう


































「俺な・・・?」



























私は黙り込んでいると、再び先生が話し出した




































のこと、離れてる間ずっと考えてた」

























「ぇ・・・」



































私は吃驚して目を丸くする




































「まあ、それは離れてる前からもだけどな」




































先生ははにかみながらそう言うと私の頭を撫でた










私は先生の言っていることが理解できなくて、ただただ顔を赤く染める






































「俺は、を初めて見た時からずっと好きだった」








































そういうと、ギュッと抱きしめられた










私はまだ理解できなくて、抱きしめ返すことができなかった


































「ぇ、・・・先生が、私のことを・・・?」

















から告白された時、かなりびっくりした。俺から言おうと思ってたし」








































私の耳元で、先生の声がする





先生の呼吸が間近でわかる















私の目から、いつの間にか涙が溢れていた





































「でもお前俺の返事ちゃんと聞かねぇし・・・」





「だっ、だって・・・、絶対駄目だと思ったから・・・っ」





「まあ、やっぱり今のなし、って言葉じゃなかったからいいけどよ」










先生は私が泣いている事に気付くと少し戸惑ったようだが


すぐに自分の指で私の涙を拭い始めた















「泣くなよ・・・、俺が泣かしてるみたいじゃねぇか」




「ぅっ・・・ごめ、ごめんなさ・・・っ」





「・・・・まあ、俺が泣かしたんだけどな」




















もう一度、先生は私の事を強く抱きしめると



私の耳元で優しく呟いた







































「俺は、の事が好きだ」







































今まで待たせてごめんな














もう離さないから

















































私の目から、また一筋の涙が流れる

























やっと繋がった気持ち















恋って、こんなものなんだ















嬉しすぎて、もうどうなったっていいとさえ思ってしまう




































貴方が愛しくて堪らない





















































春風が、優しく私と先生を撫でた




















---END---

なんか最終回まで、、、10話辺りからかなり早く話が進んでしまってすみません。
最終回を早く書きたかった。
あ、いや、もう終わらせたいとかじゃなくてですね、
元々このお話は最終回が一番最初に浮かんだ話だったんです。
もうすぐ卒業シーズンということもありますし。

まあ、そんな感じです。

今まで【先生と私】を読んでくださって有難う御座いました。

これからも宜しくお願いします。


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