誰かの声が聞こえる
誰だかわからないけど
とても聞き覚えのある人の声
「おいっ、起きろよっ!」
Nobody knows her figure.
「・・・・・んっ」
「!?」
私はゆっくりと目を開けた
頭が痛い
ううん、それだけじゃない、体中が痛い
私は今、何処に居るんだろう
もう・・・、廊下じゃないのは確かだ
「大丈夫か?」
目の前には・・・・恋次先輩・・・?
なんでそんなに悲しそうな顔してるの?
「お前階段の下で倒れてたんだぞ?」
あぁ、そうだ
私は誰かに後ろから引っ張られて・・・
階段から落ちたんだ
はゆっくり瞬きをする
その後首だけを動かし、場所を確かめた
「保健室・・・?」
「あぁ、俺が連れてきた」
「あたし・・・」
がそこまで言うと
廊下から慌しい足音が聞こえてくる
少しその音を聞いていると
保健室の前でその音は止み、誰かがドアを開けた
「ッッ!!」
「冬、・・・獅郎」
入ってきたのは冬獅郎で
冬獅郎はとても息を荒くし、額に汗を浮かばせながら入ってきた
「大丈夫かよ・・・、恋次先輩・・・」
「ぉ、おう、・・・ぁ、じゃあ俺行くわ」
邪魔しちゃ悪いしよ、じゃあな
「ぇ、あ、はい、ありがとうございました」
恋次はに苦笑しながら
冬獅郎の事を見つめながら保健室から出て行った
「・・・大丈夫か」
「ぅん」
「どうしたんだよ一体」
冬獅郎はの額にあるガーゼを見ると小さく溜め息を吐く
「階段から落ちたの」
「額の傷は平気なのか?」
「うん、痛いけど平気」
この傷は何処にぶつけたんだろう
血が出てただろうな・・・
恋次先輩吃驚しただろうに・・・
「・・・・こんな事言いたくねぇんだけどよ・・・」
「何?」
「誰かに落とされたんじゃねぇよな・・・?」
「・・・・」
は冬獅郎の言葉に身体を震わせる
「・・・・図星か・・?」
「ち、違うよ!自分で落ちたの」
「嘘吐くなよ・・・」
冬獅郎はに近付き、そっとベッドに座った
「この頃、お前の悪口ばっかり聞く・・・」
「ぇ・・・?」
「お前、苛めにあってるだろ」
あぁ、泣きそうだ
なんで冬獅郎に知られているんだろう
「守ってやれなくてごめんな・・・」
「ううん・・・」
「・・・・誰が、こんな事したんだ」
「わかんない」
そういえば、誰にやられたのか分からない
誰が・・・
「死ね」
あの言葉だけが私の頭の中を回る
とても怖かった
相手はきっと、本当に私の事を殺そうとしていたんだろう
---END---
さてさて!!犯人は誰だ!?