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「ぁ、あの、大丈夫ですか・・・;;?」






「ぇ、ぁあ、うん、大丈夫・・・」















そんな、まさか桃ちゃんだなんて










桃ちゃんは私の事応援してくれてたんじゃないの・・・?


























It is too absurd to be taken seriously.

























「ゎ、私、もう行くね、ありがと・・・」











「ぃえ、いいんですよ」















萌夏はまだ信じられないのか頭を押さえながらよろよろと歩き出す




































嘘だ




















・・・嘘でしょ?




















桃ちゃんが私を突き落とすなんて















だって、桃ちゃん・・・喜んでくれたじゃん




















私と冬獅郎が付き合い始めたとき
















私に良かったね、って言ってくれたのに

























あれは全部嘘だったの・・・?




































萌夏は泣きそうな顔をしながら冬獅郎の待つ昇降口へ行った















「お、萌夏やっと来たか・・・って、どうした・・・?」




「ぅ、ううん、なんでもないよ」






冬獅郎には言えないよ


まだ確信ないし・・・






萌夏は笑顔を作りながら冬獅郎から鞄を受け取ると


自分の下駄箱から靴を取り出した










「帰ろ、冬獅郎」




「なぁ、萌夏・・・」










冬獅郎はそこまで言うと言葉をとめ


大人しく自分も靴を取り出し履くと萌夏の隣に並んだ






「俺の家行こうな」




「うん」






冬獅郎はギュッと萌夏と手を繋ぎながら


学校を後にし、冬獅郎の家に向かった




































でもやっぱり、






冬獅郎に話したほうが良いのだろうか






冬獅郎だって心配してくれてたんだし






























「ただいま」










暫くすると冬獅郎と萌夏は、冬獅郎の家に到着し


二人揃ってリビングへ向かった






「おばさんいないね・・・?」




「あー、多分パートだ」






リビングへ行くと冬獅郎は台所で手を洗い


冷蔵庫から麦茶を取り出して自分の分と萌夏の分をコップに注いだ






「ぁ、あのさ、冬獅郎」




「ん?」




「ぁの・・・」






萌夏はゆっくりとソファに座ると


冬獅郎の顔を見た






























「もし、私を階段から落としたのが・・・桃ちゃんならどうする・・・?」































「は・・・?・・・な、何言ってんだよ;」



























「さっき、あの子は私にそう言ったの」






























萌夏がそう言うと、冬獅郎は暫く考える素振りをし




















「そんなわけ・・・ねぇだろ;?」




















と、苦笑した










「まず一、確信ねぇだろ?」




「そ、そうだけど・・・」




「ならまだ軽くそう言うこと言うなよ」




「私はただ聞いたことを一応言っただけで・・・」






「あぁ、悪い、そうだったな」











冬獅郎は二人分の麦茶を持ち、萌夏の所へ行くと



ドス、と隣に座った




















---END---

冬獅郎は信じてくれてないようです・・・