最低だ、










俺はなんてこと言ってんだ










折角隠してたのに言っちまって・・・















隠してたなら最後までそれを貫けばいいものを・・・















がああなるなんて、わかってたじゃねぇか


























Sorry.

























が出て行ってしまって、急に静まり返った部屋















追いかけなくちゃいけないと思ってはいるものの






身体が動かなかった















今、俺が追いかけても事態は悪化するだけな様な気がして




俺は自分が言ったことを心底後悔した









































隠し通すつもりだった










あれから雛森は何もしてなかったし




どちらかと言えば俺とを応援してくれていたようだったから




諦めたのだとばかり思っていた





















でも、

























それは違ったのか・・・・?






























雛森は・・・・まだ・・・・




































俺のことが好きなのか・・・?

























































そんなことを考えていたら、いつの間にか日が暮れていた










俺は慌ててベッドから降り、部屋を出る



向かう先はの家










会ってはくれないだろうけど、



やっぱり行くだけ行かなくてはいけない






俺はの彼氏だから、






を手放したくないから、



に、ちゃんと話をしたかったから




















































でもそれは叶わなかった










やっぱり、はあれから部屋に引き篭もってるみたいで


俺がインターホンを鳴らすとのお母さんが出てきた










「ごめんなさいねー、良く分からないんだけど部屋に篭ってんのよー」





「いえ・・・、別に気にしないで下さい・・・」





「・・・・・が引き篭もってるのって、冬獅郎くんが関係あるの?」

























女の勘って、本当に鋭いんだな















俺は身体を震わせてのお母さんから目を逸らした


すると何かを察したのか、のお母さんは優しく俺の手を握った
































「色々今は大変かもしれないけど、頑張って










きっといつかは笑って今のことを話せる日が来るわ










逃げちゃ駄目よ?青春は一度きりなんだから」




































青春、、、か




































多分、なんでもない時にそんな事言われたら笑うかもしれないけど、



今日はとてもその言葉が身に沁みた




































「じゃ・・・、俺帰るんでに来たって言っておいて下さい」




「えぇ、わかったわ、気をつけて帰ってね」









































明日は学校へ来るだろうか






いや・・・、きっと来ないか




今泣いているだろうから、




目が腫れて、きっと明日は学校に来れないだろう

























ごめんな、泣かせて、










悲しい思いさせて




















次会った時は、ちゃんと話すから




















---END---

冬獅郎バージョン。