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一週間後、やっと私の顔は元に戻った










あれから泣かないように、必死に我慢したが、




やっぱり悲しくて、泣いてしまった










「じゃ、行って来るね」





「いってらっしゃい」










流石に母も私を心配しているのか、この休んでいる間はとても優しかった










私は鞄を持ってドアを開けた





































「やっと来てくれた・・・」




































するとそこには、寝ていないのか




目の下に隈ができた冬獅郎が立っていた


























come to an understanding

























「・・・と、とうしろ・・」















私はその場で固まり、反射的に家の中に戻ろうとした










「っ、待てよ!」










しかし冬獅郎に腕をつかまれそれを阻止される



微かに、冬獅郎の手は震えていた










「学校行こうぜ」





「・・・うん」










冬獅郎も、私が休んでいる間色々と考えたのだろう、



私はそのことを考えると、家の中に戻ることを諦めて門を開けた




































登校中、私と冬獅郎は無言のまま歩き続けた




でも冬獅郎は掴んだ手は離さなかった


寧ろ最初は腕だったのが今は手をしっかり握っている










私の神経は全部手に集中しているみたいで




少しでも冬獅郎の手が動くとビクリと反応した





でも・・・冬獅郎の体温が、とても心地よかった

























「・・・・ごめん」




















私がそんな事を思っていると、冬獅郎が小さい声でそう呟いた










「黙ってて・・・、萌夏は俺の彼女なのに・・・」










ぎゅっと冬獅郎の手に力が入った










「・・・もう何も隠さねぇから、今回は・・・ホントごめん」




「もういいよ、私も逃げてごめんね」




















私は冬獅郎が黙っていた事に腹を立てた




でも、それだけじゃなくて




冬獅郎に捨てられてしまうんじゃないかって怖かった




さっき会った時も、そう言うことを言われるんじゃないかと思って嫌だった

























「・・・俺のこと、好きか?」

























ふと、冬獅郎は歩くのを止めて、私のもう片方の手を掴んで尋ねてきた















その目には、まだ不安の色が映っている






冬獅郎も、色々と不安だったんだろうか


私と一緒で・・・

























「・・・・うん、好き、大好き」

























私がそう言うと冬獅郎は、ほっとしたのか小さい溜め息を吐いた




































「俺も、萌夏が一番好き」




































冬獅郎は私の手を離して、今度は優しく頬を撫でてきた










そしてゆっくりと顔が近付き、久しぶりにキスをした




















---END---

皆さんお久しぶりです、もう何書いて良いかわかりません。

書くの久しぶり過ぎてどう書いてたか忘れました。ぇ


てかなんで冬獅郎こんなんなんですか・・・!!!


甘くないですか!?ヘタレじゃないですか!?


ま、獅馨哉はそう言うのが好きなんだと、でも思っといて下さい;;






2006/10/17