実は、俺は今、考えていることが一つある
けして、そんなことはしたくないのだけれど、
がそれによって、また学校に来れる様になるのなら
俺は、それでも構わないと思ってる
There are times when one has to make a snap decision.
「日番谷くん、大丈夫?」
のいない学校は、とてもつまらない
「・・・・あぁ、大丈夫だ」
「でも、この頃ずっとぼぉっとしてるよ」
が学校に来なくなってから、席替えをした
俺は廊下側の一番後ろ、横には雛森、
は窓側の一番前の端になった
「仕方ねぇだろ、いねぇんだから」
雛森が、心配してくれているのはわかる
でも
どうしても酷い言い方をしてしまいそうになる
「・・・・そう、だよね。ごめん」
俺の口調がきつかったのか、雛森はしゅんとして俯いた
何してんだ、俺は
「いや、ごめん雛森、今の言い方きつかったな」
「ううん、仕方ないもの、気にしないで」
俺が謝ると、雛森は柔らかい笑顔を見せた
も、ちょっと前まではその笑顔ができたのに
今は、頼りない、泣きそうな笑顔しか見せない
やっぱり、もう・・・・
「ねえ、日番谷くん・・・」
俺がまた黙り込んでいると、雛森が真剣な顔で話し始めた
「私ね、思うんだけど・・・」
日番谷くんと、ちゃんは、別れた方がいいと思うの
その言葉を聞いて、俺は吃驚した
俺も、そのことは考えていたから
「ぁ、あのね、別に嫌味とかで言ってるんじゃないの・・・!;」
「あぁ、わかってる」
「あの机に書いてあったの・・・大体が二人の関係についてだったから・・・」
そう、の机に書かれた暴言は、
俺との関係についてが殆どだった
多分、あの机をやったのは女子なんだと思う
「もうすぐ卒業じゃない・・・?それまででもいいと思うの」
とにかく、この卒業までは、別れたらどうかな
「・・・・・それが、いいのかもな」
「決めるのは日番谷くんたちだけど・・・、私はそれが一番ちゃんに良いと思う」
「・・・・・あぁ」
「私も、できることは協力するから」
雛森はそう言って、少し辛そうな、悲しそうな顔をした
俺も、決断をしなければいけない時がきた
---END---
さあ!また新たな展開にはいるかな・・・?