俺はその場で雛森にある事を頼んだ















雛森は、少し困ったような顔をしたが小さく頷いた




















、ごめんな


























propose divorce

























俺は学校の帰り、真っ直ぐの家に向かった















私も行こうか?と、雛森に言われたが断った










は完全に雛森を警戒しているから、






ついて来させたら大変な事になる
















































ピンポーン




































俺がの家のインターホンを押すと、少ししてのお母さんが出てきた










「いつも有難うね冬獅郎くん」




「いえ、あのは・・・?」




「部屋にいるわよ」















俺はそれは聞くと階段を上った










































































の部屋の前に立つ、




の名前を呼ぶと、その声が廊下に響いた











「あ、冬獅郎?入っていいよ!」




「おう」















ガチャリ、と音を立ててがドアを開けた

























「どうか、したの?冬獅郎」















「あぁ、に、話があって・・・」





「?」















は俺の異変に気付き、首を傾げた










俺はの部屋に入ると、をベッドに座らせた















「どうしたの?冬獅郎」








「あのな・・・」




































本当は、こんな事言いたくない




















こんな事にさえならなければ、

























俺はを傷付けたくなんかないのに




















































「別れよう、














































俺がそう言うと、は俺を見つめたまま固まった


























「・・・・ぇ?;ちょ、とうしろ・・・?;;」






「俺、実はさ・・・、雛森のこと、好きなんだ」






「ぅそ・・・っ、冗談言わな・・・」






「冗談じゃねぇよ。とは、もう付き合えない」




















俺は本当の感情を押さえ、ベッドに座っているに冷たく言った




















すると、の目から大粒の涙が零れた






















「・・・・・・なんでっ・・、と・・しろ・・・ぅっ」








「まあ、これでお前も学校来れるだろ。ちゃんと来いよな」








「なんで・・・っ?ぁ、たし・・・何か悪いことした・・・?」








「じゃあ、俺行くわ。また学校でな」

























俺はの問いかけに返事をしないで部屋を後にした































ガチャリと、ドアを閉める


















それとほぼ同時に、部屋の中からの泣き声が聞こえた












冬獅郎なんで・・・?と、何度も何度も呟く
































俺は足早に階段を下りた











































「お邪魔しました」






「ぇ!?随分早いわね」





「はい、ちょっと予定あるんで」















俺はのお母さんに背を向けたままそう言うと、の家を後にする














































もう、戻る事はできない




















もう、を、この手で撫でる事も、抱きしめる事も

























何もできない




































「これで・・・、良かったんだよな・・・?」




































俺はの家を出ると、空を見上げた




















今下を向いたら、確実に泣きそうだから

























---END---

とうとう新展開!?かな!