なんでなの?
私、何かした?
何かしたのなら、謝るから
お願いだから、私の前から消えないで
お願いだから、その温かい手を離さないで
He was the only support for her.
頭が、上手く働かない
今さっき起こったことを理解したくなくて
信じたくなくて
頭が上手く働かない
私、何かいけないことをしたんだろうか
冬獅郎に嫌われてしまうような事、私はしてしまったのだろうか
それとも、
冬獅郎は本当に桃ちゃんのことが好きなのだろうか
嫌がらせは、冬獅郎と桃ちゃんが仕組んだの?
私が冬獅郎から離れないからって・・・?
「違う・・・よね・・・?」
冬獅郎はそんなことしない
そんなことをする人じゃない
それは私が一番わかっているのに
どうしてこんなに嫌な事ばかり頭に浮かんでくるんだろう
「こんなんじゃ・・・っ、嫌われてもしょうがないじゃん・・・っ!」
冬獅郎は、私が理由もないのに桃ちゃんを疑ったから怒ってるの?
冬獅郎は性格悪い人嫌いだもんね
それに比べて桃ちゃんは、こんな私の事も心配してくれる
とても優しい・・・
完全に、私の負け
冬獅郎が別れを告げても、文句は言えない
全部私が悪いんだ
「、お風呂沸いたけど入らない?」
「うん、入る」
「じゃあ、早く入りなさいね」
「はい。・・・・お母さん」
「何?」
「なんで、こんなにも上手くいかないことばかりなんだろう」
はそう言ってから、自分の着替えを持って部屋のドアを開けた
「・・・どうしたの・・・?;」
「お母さん、私明日から学校行くね」
は真っ赤な目で笑顔をつくった
---END---
支えがなくなってしまったヒロイン。