「ほら、これ飲めよ」
「・・・・・ありがとうございます」
差し出されたのは温かい缶のココア
恋次は保健室に着くと、だけベッドに座らせ自分は自販機に飲み物を買いに行っていた
「おう。てか、別に敬語じゃなくったっていいんだぜ?;お前が嫌ならいいけど」
「ちがっ、いやじゃない・・・ごめん・・・」
はそう言うと俯いていた顔を上げる
the Messiah
「だから、別に敬語でもいいぜ?;無理すんなよ」
「無理なんてしてないよ」
「じゃあ、そんな泣きそうな顔するんじゃねぇよ」
「・・・これは、恋次先輩のせいじゃない」
は再び俯くと、弱弱しい声で呟いた
「日番谷、と何かあったのか?」
そんなを見た恋次は、困ったように小さな溜め息を吐いてから、優しい声でに尋ねた
するとは、小さく頷く
「ぁ、私、冬獅郎にフラれちゃって・・・」
「は・・・?」
「私、・・・・・・風邪で休んでたんじゃないの」
そこまで言うと、恋次から貰ったココアの缶を持つ手に力を込めた
「私、今いじめにあって・・・、るんだ」
今まで我慢していた涙が、の頬を伝った
「ふざけんなっ」
「れっ、恋次先輩!?」
「それじゃあ、あいつはお前を見捨てたってことじゃねぇかよ!」
教室行ってくる、と恋次が言うと、はそれを慌てて止めた
「やめて恋次先輩・・・!いいんです、何もしないで!」
「なんでいいんだよ、無責任過ぎんだろ!?俺からお前をとっておいて・・・!」
「ごめんなさっ、・・・恋次先輩を、困らすつもりはなかった、んです・・・っ」
が泣きながら必死に自分を止める姿を見た恋次は、
無理にと言っていい程大きな溜め息を吐いての隣に座った
「・・・・わかった、いかねェから、泣きやめよ・・・」
「ごめんっ、なさぃ・・・、ごめっ・・・・っ!?」
「もういいから、俺はお前の泣き顔見たいんじゃねぇんだよ」
恋次はまだ泣き止まないを抱きしめると、
優しく小さな子供をあやす様に頭を撫で始めた
「俺が、守ってやるから」
---END---
久々の更新。そして恋次すってきぃー。(なんでお前は恋次を馬鹿にしたがるんだ)(えへ)
恋次って優しいよね、絶対酷い奴じゃないよ。
照れ屋で素直じゃなくて・・・もう可愛すぎだコノヤロウ。
でも、一番は冬獅郎だよね。萌えポイント数が違う。(なんだそれ)