「ねえ、あの二人、別れたらしいよ?」
「あー知ってるよー、みんな言ってるもんね、まあ、当たり前じゃない?」
「そーそ、幼馴染だからってさ!調子乗りすぎなんだって!」
「でもなんか今度は・・「おい、なんか言ったか?」
「「「ひっ、日番谷くん!?;なんでもないよ!!」」」
辛い、なんて思っちゃいけない
こういう会話がある方がいいんだ
「そうか・・・」
俺は女達を通り過ぎ、俯いた
Relation that ends completely between two people.
「恋次先輩・・・」
「ん?」
「私、このままじゃ、・・・先輩に甘えちゃいます」
甘えちゃいけないなんて、わかってるけど
今の私には、そんなことできない
「俺はそんなの気にしねぇよ」
「でも・・・っ」
「寧ろ、それは好都合だろ?」
恋次はの頭を優しく撫でながら笑った
「好きだ、」
甘えてごめんなさい、恋次先輩
弱くてごめんなさい
さよなら、冬獅郎
ゆっくりと近付いてきた恋次先輩、
私は何も言わずに目を閉じた
*******
「ん・・・?」
女子達と別れてから、昇降口に向かった
小さな期待、の姿を見れたら・・・・と。
「・・・?」
その期待が叶う、と同時に、
チクリと、左胸に、小さな痛み
「一人で帰れるか?」
「うん。平気だよ、ありがと」
昇降口には、と恋次先輩
なんで、二人きりで?
だって二人は・・・
「学校終わったら、お前ん家行くから」
「うん、待ってるね、恋次」
あぁ、そうか
二人は・・・また・・・
と恋次先輩が別れるのを見届けずに、俺はその場を離れた
これ以上、俺には見ていられなかった
---END---
ヒロインの、恋次の呼び方が変わりました。
変化があった、しるし。