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あいつは、俺をどうしたいのか



萌夏と別れたら、

次はそれに協力してくれた雛森までもを狙う


顔も分からない奴

















俺に、人を愛する事を禁じようとしている、

顔も分からない奴





























My feelings




























「雛森、今まで協力してくれて有難うな」


「ぇ?急にどうしたの日番谷くん」







俺は倒れたままのバケツを拾い上げると雛森にそう言った

このままじゃ、雛森までもが危ない
















「今のでわかっただろ?犯人は萌夏だけを狙ってんじゃねぇんだよ」


「そ、そうだけど・・・」


「俺の周りにいる女全員なんだ、犯人が狙うのは。だからこのままじゃ・・・」


「で、でも!それじゃあ日番谷くんを放っておけっていうのっ?無理に決まってるじゃん!」







そんなの日番谷くんが可哀相過ぎる・・・


雛森は小さくそう呟いて俯いた

















「ごめんな、有難う雛森」



「っ・・・」


「なあ、最後に頼みてぇことあるんだけど・・・」













もう俺じゃ信じてもらえないから

雛森から伝えて欲しい














萌夏に、今起きたことを伝えといてくれないか?」


「ぇ、萌夏、ちゃんに・・・?」


「あいつ、犯人は、・・・雛森、お前だと思ってんだよ」


「だ、だから、私と話してくれなかったんだ・・・」







雛森は淋しそうに小さな溜め息を吐いた







「多分、俺と仲がいい女子が萌夏と雛森しかいなかったから、萌夏は疑ったんだと思う」



「うん・・・私もそうだと思うよ」



「だから、なかなか信じてもらえねぇかもしんねぇけど、言うだけ言っといてくれ」



「でも、それを言うのは日番谷くんじゃなくていいの・・・?」



「あぁ・・・、俺じゃ駄目なんだよ。もう俺は萌夏には触れられない」








俺はあいつを最悪な方法で傷付けた。

今更、もうあわせる顔が無い。















「だから、宜しく頼む」


「ぅ、うん・・・」


「あとは、俺でやるから」








俺はそう言うと、雛森に背を向けて歩き出した。

絶対に、犯人を見つけ出す。
























---END---
久しぶりですますますますすすすー!(∀)
冬獅郎はこれからどうするのか、
雛森はちゃんとヒロインに伝えられるのか、
ヒロインはこれからどうするのか、



次回お楽しみに!笑