ちゃんは信じてくれるかはわからないけど、
日番谷くんのためにも、絶対に伝えなきゃいけない。
お願いだから信じて、萌夏ちゃん
日番谷くんを助けてあげて
That person is believed.
とは思うものの、足が上手く前に進まない。
理由は、本当に日番谷くんを放っておいて良かったのかという後悔と、
私の事を完全に避けているちゃんに会うのが怖いせい
会ってもらえるかもわからない
私が行ったせいで、ちゃんをもっと傷つけてしまうかもしれない
でもこれは言わなければいけないことで、、、
頭の中がこんがらがって、パンクしそうになる。
私は頭を横に振って軽く両手で両頬を叩いた。
「私が、しっかりしなくちゃ」
あの二人には、幸せになってほしいと思った
過去はそれを崩そうとしていたけれど、
今は違う。
あの二人を見て、ちゃんと前を向こうと思った。
私は二人に感謝しなきゃいけないの。
少しでも良いから、力になってあげたい。
私は小さく頷いて、歩く速度を上げた。
***************
「あら、桃ちゃんじゃないの久しぶりね〜」
「こんにちは、あの、ちゃんは・・・」
「?今部屋にいるわよ〜どうぞ上がって頂戴!」
「ぁ、有難う御座います」
「〜、桃ちゃんが来てくれたわよ〜!」
ガタン、と2階の部屋で物を落とすような音がした
私は靴を脱ぎながらその音を聞くと、静かに深呼吸をする
ちゃんのお母さんにお辞儀してから、私はゆっくりと階段を上った
階段を上るととても静かで、本当にちゃんがいるのか分からないくらい気配がなかった
記憶を辿って、萌夏ちゃんの部屋の前に立つ
ドアノブを回すのがこんなに緊張したのは初めてだった。
もう一度深呼吸をしてから、私はガチャリとドアノブを回した
「・・・・ちゃん」
中には、顔を真っ青にしたちゃんがいた。
「なんで・・・アンタが・・・・」
---END---
雛森視点だぜ!いえあ!初めてです、雛森視点。
キャラ的には、雛森は気に食いませんが(笑)
今回のこの回では、別に気に食わなくないです。
このお話では、雛森が1つの鍵となるかもしれないです。
これからどう雛森を動かしていこうか。