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授業中、冬獅郎のあの言葉が頭から離れなかった





正直、ショック





確かに、私の普段の冬獅郎に対する接し方も悪いかもしれないけど・・・










恋って、素直になれないもんでしょ?


























anguish of girl

























私は小さい頃から男っぽいから


大声で笑うし、髪は面倒だとボサボサだし、すぐ暴力振るし


とても性格では女ではなかった


でも、歳を取るに連れ、段々女っぽくなってきていたつもり










到底桃ちゃんには敵わないけど










桃ちゃんは会った時からとても優しくて


いかにも女の子って感じで


前は羨ましいとか思わなかったけど





冬獅郎の事が好きになってからはずっと羨ましいと思ってた




だから、羨ましく思っていた桃ちゃんが冬獅郎にあんな事言っちゃうと




もう絶対勝てない気がする










「・・・・ちゃん?」










だって、冬獅郎は女の子って感じの子好きそうだし


てか一時期桃ちゃんと付き合ってるっていう噂があった気がする


私はまだ興味なかった時だから気にならなかったんだけど


今思うととっても不安





そして何より





冬獅郎は私の事幼馴染としか見ていない















恋愛対象外だから















萌夏ちゃん?」



「・・・ぅわっ桃ちゃん!?」



「もう授業終わったよ?どうかしたのボーっとして」





萌夏は慌てて辺りを見回す


黒板の前には既に先生はいなく


既に廊下は色々な生徒が出ていて騒がしかった





「ううん、なんでもないんだけど」



「体調悪いなら言ってね?」





保健室着いて行くから





「うん、ありがと」





萌夏はニコッと笑ってみせると


桃もニコリと笑い何か用があるのか教室から出て行った





「はぁー・・・」



「何溜め息なんか吐いてんだよ」



「うわ、今度は冬獅郎」





萌夏が溜め息を吐いた瞬間、横の席の冬獅郎が話しかけてきた










「そういえば冬獅郎と席隣だったんだね」










「今更何言ってやがんだ」





冬獅郎は呆れたように萌夏を見て溜め息をついた





そんな事言ったってしょうがないじゃないか


席替えしたのは今日の朝


私は冬獅郎の言葉のせいでずっと考えていたから


そんな事覚えてなかった




















「それよりも、なんかあったのかよお前」




















「なんでよ」



「教室来てからずっと様子変だったじゃねぇか」





冬獅郎は不思議そうに萌夏の顔を覗きこむ





「別に、なんでもないよ」



「嘘吐いてんだろ」





お前すぐ顔に出るから分かるんだぜ?


だから早く言えよ





「言わねぇなら無理にで・・」

























「なんでもないってばっ!!」

























萌夏はダンッと机を叩き立ち上がる


その音で一気に辺りは静まり返った















「ぉ、おい萌夏・・・;?」











「・・・・っ、とにかくなんでもないから」











ああ、なんでこんな事してんだろ










「ゎ、わかった;だから落ち着けよ;;」










ほら、周りの人も、冬獅郎吃驚してるよ















私、何してんだろ




















萌夏はその場の空気に耐えられなくなり走って教室を出て行った




















---END---

お腹減ったな。(えぇ

嗚呼、ホントに腹減った。