前々から・・・・思っていた










先生は・・・モテる


























先生と私は月とすっぽん

























教室や廊下を歩いて耳を澄ましているとそれが良く分かる















「ねぇー、日番谷先生って良くない!?あたしめっちゃタイプなんだけどーw」





「日番谷先生って彼女いるのかな?いなければ彼女にしてほしいー」





「あたし日番谷好きなんだよねー、どうやったら落とせるかな・・・」





「もぉーぅ、大好きだよ日番谷せんせー!!」















なんでアンタたちはそんな事人前で軽々しく言えるの・・・?




ああいう事を聞いていると心の中でそう考えてしまう






本当に好きなら・・・もっと慎重になるんじゃないのだろうか



それは私だけなんだろうか










ー!」










ふと後ろから名前を呼ばれて振り返る



そこにはクラスで仲が良い友達二人








「ねー、アンタ日番谷先生のこと好きだったのねー?」








なんでこんな廊下でそんな事言うの






「日番谷先生って人気あるみたいだよー!」






そんな事、わかってるよ










「でもあたし達はを応援してるからね!頑張って!!」





「そうだよ、きっと平気だよ!」





「ぅ・・・うん、ありがと」










本当は、悪いけど有難うだなんて思っていない



あんまり、軽々しく






頑張って!とか平気だよ!って言ってほしくない






何処にそんな根拠があるのか分からないから



寧ろ、私は相手にさえされていないかもなのに















二人はそう言って教室に戻っていくとは小さく溜め息を吐いて再び歩き出す




































私は特に可愛くはない




それになんの取り得もない




そして、年齢もとても離れている










先生とつり合う部分なんて何処にもない










時々、こんな事を考えている自分が嫌になる




考えたって仕方ないのに




変わることは出来ないんだから








今の私でやるしかないんだから















「お、じゃん、おはよう」













が歩いていると今考えていた人が前からやってきて声を掛けてきた






「ひ、日番谷先生//」






は慌てて俯いていた顔を上げ日番谷を見る






「ん?どうかしたのか?」




「ぅうん、先生おはよ」




「あぁ」










今、きっと近くの女子達は私を見ているんだろう




後ろからの視線が痛い




その視線は嫉妬や怒りなんだろう






日番谷はに向かってニコリと笑うと職員室へ戻るのかの横を通り過ぎ階段を降りた



その間日番谷は特に誰かに声を掛けず、姿を消していった




















なんで私にだけ声をかけたの先生・・・





変に、期待持たせないで欲しいんだけど・・・





・・・それとも、期待して・・・・いいの?




































私と先生は月とすっぽんと言う言葉がとても似合っているのに




































--END--

何故だか月とすっぽんって言葉が好きです。

勿論獅馨哉はすっぽん・・・・orz