色々あると1年なんてあっという間だ
もう受験生
「この1年ツライものになりそっ…」
「ちゃんと勉強しろよ」
「いいね、頭いいって。その脳みそ分けてよ」
あの出来事から1年が経とうとした
相変らず仲の良い2人だった
その証拠に
今日もは冬獅郎の家に遊びに来ている
「あー、そういえば冬獅郎はどこの高校行くの?」
「俺か?俺はー重禍違反高校に行く予定」
「………」
えっ少々レベル高くない?…
一緒の高校行きたいと思ったけど
無理なのかしら?(苦笑
「一緒の高校行きてぇけど、お前の人生だしな、」
「え!?!…いや、あたしもその高校行こうと思ってたんだなーなんて、;」
「マヂかよ!じゃあ頑張ろうぜ」
「お、おぉおー!;;」
言っちゃった。
でも冬獅郎も同じこと思ってたって知ったら
言わないわけにはいかない…でしょ!
しかし
現実はものすごく痛かった
【第1志望校C判定】
「いやー…やっぱあたしにはレベル高いぃー;;;;」
現実なんてこんなもんよ
と誰かが囁いてる気がした
「しょうがないわね、…塾に行きましょう」
「ラララッララララ…泣」
母の言葉が痛かった、でも現実はさらに痛かった。
それから死にもの狂いで
あたしは勉強に励んだ
学校から帰れば塾
塾塾塾塾塾―――――!!!
死ぬってェエエエエ!!
頭の中の脳みそがさらにグチャグチャになるんじゃないかって思ったくらいだ
頭痛が痛い(日本語おかしい
しかーし
この必死の勉強で
【第1志望校A判定】
「ヤッタァアアアア涙」
希望の光が射し込んだ瞬間でした…涙涙
「お前大丈夫か?なんかすっげぇ…やつれた?」
「あたしはこの日のために頑張って来たの!」
そうよ!あたしは冬獅郎と同じ高校に合格して
ラブラブスクールライフを送るんだから!
いざ!
テスト用紙と睨めっこ対決!!(違います
***
合格発表の日
「ねぇ冬獅郎…もし不合格だったら……ァアアアア」
「止めろよその”もし”は、俺まで不安になってくる」
「だってェエエエ泣」
そんな会話をしていると
受験番号の貼ってある掲示板に到着
漫画のような光景がそこにはあった
「お前何番?」
「あたし、1265番。冬獅郎は?」
「1260番」
「2人とも受かってますよぉーに!!!!!」
あたしは合掌して願い叫んだ
「あったぞ」
「へ?」
緊張感のない一言が右横下から聴こえた
「あったって…2人とも?」
「あぁ、ほら」
「う、そー」
指の差す方向には
あたしと冬獅郎の受験番号が輝いて掲示されていた
「やっぱり運命の赤い糸だァアア――!!!」
「あ?何の話だよ」
ほらね、やっぱり。