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無事中学校も卒業し、
無事高校も入学したあたしたち
さすがに高校に入って同じクラスにはならなかった
友達とも少しずつ仲良くなれてきたころだった
おしゃべり好きなあたしは
今日も友達の晴美と一緒に語り合ってた
それが何故か
あたしと冬獅郎の2人の話になって…
「萌夏ってその冬獅郎くんと付き合ってどのくらい?」
「えー…っと、、、1年と…何ヶ月だったかな…?2ヶ月くらい?」
「いやあたしに聞かれても、でも結構長い付き合いなんだ」
「うーん、でも幼馴染みだからこれ以上に長いよ」
「そっか、でもそんなに長いなら…もうやることはやってるんでしょ(ニヤニヤ)」
「やること?……って?」
「とぼけちゃってー、恋人たちがやることなんてデートに毎日のメール、電話にちゅーにえっち」
「………やって、ない」
「……………冗談?」
「ノー冗談…;」
「じゃあこの1年何してたの?」
「えっ…普通に色々と?」
「色々って?デートとかは?」
「デートって……ちゃんとしたのはない」
「なんで?えー有り得ない!!」
「だって…家近いからあたし毎日のように冬獅郎の家に遊びに行ってたし…」
「なんだか冬獅郎くんが可哀相…」
「え!?なんでー!」
「ま、2人のペースでゆっくり愛を育んでいって♪」
「やっぱ…変?かな」
「別にそういうのってやっぱ人それぞれっていうかカップルそれぞれだと思う、かな」
「うーん…」
「ごめんごめん、あたしが変なこと言ったのが悪かったね;;そんな気にしないでよ萌夏」
「う、うん」
冬獅郎は…
どうなんだろう
「冬獅郎くーん」
「……何だよ、気持ち悪ぃ呼び方しやがって」
「ちょっとお話が!」
「?」
学校も終わった夕方
萌夏はいつものように日番谷の家に居た
雑誌に目をやっていた日番谷に
萌夏は話をふる
「あたしとえっちしたいですか?」
「……………………お前何口走っちゃってんの?」
「答えてよ!」
「あの、言葉をもうちょっと選んで言ってくれませんか?」
「これでも充分選んだんだけど」
「どこがだ」
「やっぱ…冬獅郎思ってるんでしょ?」
「…思ってないとは言えねぇ」
「………ってことは思ってるってことね!だったらあたしを好きにして下さいッ!」
「何言ってんだよって服を脱ぐなァアアアア―――!!///」
「なんで!」
「なんでじゃねぇよ!それはこっちの台詞だよ!」
「え?」
「なんでいきなりそんなこと言ってくんだ」
「なんとなく出た疑問だったから聞いたの」
「……なんだそれ;」
「あたしは別に平気だよ!心の準備はバッチグー!」
「そんな焦んなくてもよ」
「冬獅郎はしたくないの…?」
「別にしたくないわけじゃねーよ」
「じゃあしよう!!あたしその気で来ちゃったもん!」
「お前今自分がすげぇこと言ってんの分かってんのかよ;」
「イエース☆」
「ならお前持ってる?」
「何を?」
「ゴム」
「…持ってない」
「じゃダメだな」
「あたしなくてもいい!」
「何言ってんだアホ」
「あ!待って!あるかも!」
「は?…(なんでだよ…;;)」
「あ、あったー!ほら」
「なんで持ってる」
「晴美がこの時のためにってくれた」
「へぇーこれは気が利くって言うのかわかんねぇけど、そいつに感謝?だな」
「そね♪」
上機嫌に萌夏は早々と日番谷よりも先にベットへと寝転んだ
そんな萌夏の姿を見て日番谷は呆れ顔のようだった
「ヘイカモーン☆」
「おい、まさかお前ずっとそのテンションで行くのかよ」
「ダメ?」
「もうちょっとシリアスになれ」
「………あたし、初めてだから…優しくしてね」
「あ、やっぱさっきのままでいい。なんか頭に鳥肌立つ」
コントのような会話をしながら
冬獅郎はベットに腰を下ろした
「途中て待ったとか言っても止めねぇぞ」
「…ど、どんとこい!」
不敵な笑みを見せた冬獅郎の顔がカッコよく見えた
ゆっくり甘い口付けを交わす
いつもと違う気がして
どきどきした
この日あたしたちは
ちょっぴり大人に近付いた
どきどきどき
ど