憧れの存在だったあなたに、いつの間にか恋愛感情を抱いていた
気付いた時にはもう抜け出せないくらいはまっていて、沈んでいくばかり
やっとの思いで気持ちを伝える事が出来て、両想いだったと知って、
どんなに嬉しかっただろう
死んでしまってもいい、と思った
でも、考えが甘かったのかもしれない
だから、こんな、あなたを悲しませるような結果になってしまったのかもしれない
「・・・!おいしっかりしろ!」
「土、方・・・さん、」
「今救護隊を呼んだからな、安心しろ、助かるから・・・」
「ごめ、ごめんなさ、ぃ・・・こん、な、ことになって・・・」
「お前は悪くねェ、俺の不注意・・「違い、ます、・・・土方さんの、せいじゃない・・・」
私は、攘夷志士の襲撃にあった
土方さんと付き合い始めて、やっぱり狙われるとは思っていた
わかっていたのに、私が無防備だったから、
全部全部私のせい。自業自得。
「ひ、じ・・か・・・さん、ごめ、・・なさい」
「おい、もういい。後で聞くから少し黙ってろ」
「あな、たの、せいじゃ・・・い、ちが、ぅ・・・」
「黙れって言ってんだよ、」
土方さんは、私を抱き寄せている腕に力を入れた
煙草の匂いが、鼻を掠める
「ごめ、なさぃ・・・す、きに、な・・・って・・・」
「・・・・・」
「ぁ、ぃ、・・・して、ま、す。とし・・・ろ・・・」
「・・・・?おい、・・・冗談よせよ、おい、・・・?」
ああ、初めて見た、あなたの泣き顔
最後に、新しいあなたが知れて良かった、
なんて、土方さんが聞いたら怒るだろうな
BLEACH.
(あなたから消えればいい)
(私との思い出、)
(隊服についた私の血、)
(真っ白に。)