「、お前授業サボって高杉とにゃんにゃん?」
「はぁ?」
教室に戻ったら先生がいた。
あれからドキドキしながらもいつの間にか寝ていて、
気付いたら全ての授業が終了していた。
そして私は今自分の荷物を取りに教室にやってきた。
ついでにいうと高杉君が昇降口で待っている。
どうやら送ってくれるらしいけど、頭でも打ったのだろうか。怖い。
「先生、にゃんにゃんってなんですかねえ?;」
「おま、にゃんにゃんっつーのはセック・・「ああぁああっ、やっぱいいですゥウウウッ!!!」
ちょっとした冗談だったのにィ!
なんでこの人言っちゃうかなぁああ!!もう!
「で、どうなわけ?」
「?」
「高杉ってやっぱ上手い?」
「ちょ、先生何言ってんですか!違いますから!そんなやらしい事してないですから!」
私はつい赤面しながら大声を出してしまった。
こんな大きい声だしてたら誤魔化してるみたいだ・・・
「ふ〜ん?先生それ信じていいのォ〜?」
「ぁ、当たり前じゃないですか・・・!てか私と高杉君は付き合ってもないですから!」
「じゃあなんでキスなんかしてんだよ」
「ぇっ」
先生の瞳が、急に真剣になった。
先生のこんな顔、見たことない。
「付き合ってもねぇ男とはキスすんの?」
「ぁ、あれは高杉君が・・・!って先生!?;」
何故か掴まれる両手首、
何故か近付いてくる先生の顔
「せ、んせ・・・っ」
「、俺お前の事・・・」
ガタンッ
「オイ銀八テメェ、俺の女に手ェ出すたァいい度胸してんじゃねぇか」
「あー?誰がお前の女だってェ?」
「たたた高杉君っ!;」
近付いてくる先生の顔がなんだか怖くて目を瞑っていたら、
教室のドア付近で大きな音がした
振り向けば、確実に不機嫌そうな高杉君。
「は高杉と付き合ってねぇって言ってたけどォ?高杉一人の思い込みなんじゃねぇの?」
「・・・・ちッ」
「た、高杉君っ!?」
思いっきり舌打ちをして教室から出て行く高杉君、
私は何故か追わなきゃいけない、気がして
先生の手を振り解いて自分の荷物を持ち、急いで高杉君の後を追った。
勘違いBOY&GIRL
(たっ、高杉君待ってーっ!!!(別に先生に高杉君の悪事をチクッてたんじゃないよォオオ!?))