「ねぇーちゃぁ〜んv」





私が洗濯物を干していると後ろから平助が抱き付いてきた


























Like

























「な、何平す・・「平助、抜け駆けは認めねぇーぜ!」





は洗濯物を干す手を止め


平助の顔を見ようと振り返る


そこには平助の姿だけではなく


あのトリオの姿が・・・





「そうだよ、何軽々しくに抱きついてんのサ」



「いいじゃんかぁー、早いモン勝ちだろ?」





平助は左之に首根っこを掴まれ不機嫌そうな顔をする





「ちょっと・・;」





私に何か用があったんじゃないの!?

さっきから漫才モードに入りおって・・・





は三人に飽きれ仕事を再開しようと洗濯物を持ち上げる


すると誰かに裾を掴まれる





「あ、ちょっと待って、ちゃんに聞きたい事あんのよ」





平助は左之と新八の会話から抜けの顔を見てニコニコ笑う





「何ぃー?手短にお願いね」





私にだって仕事があるんだから

何時までもアンタ達漫才トリオに付き合ってられないよ





はそう言って掴んだ洗濯物を離す




















「あのさーちゃん好きな子いる?」




















「へ?」





平助の言葉により左之、新八はを見る


は目を点にし平助を見つめる





「ちょ;ちょっと平助、にいきなり何聞いてんのサ;」



「そ、そうだゼ;流石にそれいきなりすぎねぇかァ;?」





左之と新八は片方ずつ平助の肩に手を置く










「「まぁ、気になるけどなッ!!(ネ)」」










「気になるのかよッ!!」





左之と新八がグッと親指を突き立てる姿を見てはツッコみを入れる










「だってねぇー俺達の事好きだしv」










新八はニコッと笑いながらに一歩近寄る





なんで近づいてくるの・・・;?





はそう思いながらも話を続けた










「私は別に、好きな人いないよ;」










てか、そんな事考えてらんねぇー・・・





は遠い目をする





「じゃ、好きなタイプは?」





平助は間を空けずに質問する





「好きなタイプねぇー・・・」





一体こんな事聞いてどうするんだか

てか、さっき新八が言ってたのってもしかして告白?





「気が合う人かな」



「じゃ、俺とがいいんじゃねーかァ?」





左之はドンッと自分の胸を叩きに顔を近づける





「ぃや、左之;そんな事より顔近いから;」





それに私とアンタは気が合うのか?





は左之の顎を手で押さえ


それ以上近づけなくした





「左之じゃないでショー;気が合うなら俺だよね?





ツッコみ同士だしv

俺が一番常識あるしネ





新八はそう言っての手を掴んだ





「ぇ・・・新八・・・;」










私いつからツッコみなの?










「こらこらァー、何言ってんのそこの漫才コンビは」





俺に決まってんじゃん?

ちゃんと一番よく話すし☆





「漫才師3号が何言ってんのョ;」





新八は呆れた顔をして平助を見る



誰が1号なんだろう


やっぱ新八かな





「・・・てかさー」





平助はに後ろから抱きつくと片手で顎を少し持ち上げた










ちゃん、接吻しない?」










「「「!?!?!?」」」





ななな何言ってんだコイツはッッ!!

なんで接吻!?ねぇ!!話に合ってないから!!

てか本当にしようとしてるしッ

近い近い近いッッ;;





「待ったァーッッ!!平助テメーそれは流石に許せねぇッッ!!」





左之はそう叫ぶと平助とを引き剥がした





「止めんなよ左之ォー」










あと少しでちゃんの唇ゲットだったのに










平助は頬を膨らませながら言う





「何言ってんだァッッ!」


「全く;平気?」





平助ったら何考えてんだろネー?





左之はギャーギャー平助に文句を言い


新八は苦笑しながらの表情を窺う





「平気だけど・・・私・・・」





はそこまで言うと俯き黙り込んだ





「どーしちゃったのヨ;?」


「あー新八っつぁんがちゃんの事泣かしたー!」


「ぁんだとォ!?」





新八が焦っていると平助が無理に大きな声で言う


すると平助に怒っていた左之はの方を振り向く





「ぇ?俺!?俺なんかした???」


「あーぁ可哀想なちゃ・・「さっきみたいの結構好きかも・・・//」





平助が新八を責めているとは急に顔を上げ呟いた





「「「え??」」」










「だ、だからぁー//あーいうの結構好きかも・・・////」










平助がしたようなの・・・










は呆然と立っている3人を無視し一人顔を赤らめる










「そ、それって強引なのが好きって事?」










新八は目をパチパチさせながら言う





「そ、そうなるよね・・・////」





は片手で口を押さえる


しかし、その手は数秒後左之に引っ張られ離された





「じゃっ、これから俺の部屋行こうゼッッ!!」





左之は勢い良くの手を引っ張った為


はよろけ、左之と密着状態になった





「は?何言って・・「そんな奴より俺デショ?」





丁度そろそろ行動に出ようと思ってたんだよネ☆





新八は怪しい(黒い)笑みを浮かべる





「ぇ・・・・・;;;」





なんだかとってもヤバイ気がする・・・





「あ、私土方さんに頼まれた事しなきゃ;;」





はそう言うと急いで左之から離れる


そして干し途中の洗濯物を置いたまま走り出した










「あ、逃げた」





平助はボーっとの姿を見て言った





「全くは恥ずかしがり屋なんだから」





久しぶりに鬼ごっこネ☆





新八が楽しそうに言うと左之と平助は互いに顔を見合わせ、ニッコリと笑った





「じゃッを一番に捕まえた奴の勝ちなッ!!」



「景品はちゃんで決定ネ」



「それじゃ始めますかw」





三人は勢い良く地面を蹴り、の後を追った




















---END---

ヒロインはモノですか?