「総悟、今日はあたしの勝ち」
そう言ってあたしは総悟の唇に触れるだけのキスをする
総悟の下唇は切れていて、血の味がした
「チッ、わかりやした。好きにしなせェ」
「ちょっと、抵抗しなさいよ。面白くないじゃない」
「生憎俺も面白くなんかないんでねィ」
「それは負けたアンタが悪いの。早くして、萎える」
私は総悟の身体に巻き付いた縄を思いきり引っ張った
食い込む縄に総悟は眉を顰める
ああ、そう。その顔が堪らない。
もっと、もっと苦しんで。そして感じて。
「はホントにSですねィ」
「ふふ、アンタに言われたくないわよ」
サディスティック星
の
王子様
(俺が王子様ならはお姫様ってとこかねィ)
(何言ってんの。違うわよ。(グイッ))
(ッ!おいそれ以上縄締めんじゃねェや)
(ふふ、あたしは女王様だから。よく覚えときなさい?)