「ぁ〜腹減ったぁ〜!」
私が夕飯の支度をしていると鉄クンが入ってきた
「ぁ、鉄クン・・って何その怪我;;」
a wheedling child.
は鉄之助の姿を見ると目を丸くした
そこにはあちらこちらに痣ができている鉄之助が立っていた
「あー?これはさ、沖田さんに稽古付けてもらってて・・・」
こてんぱんにやられたんだけどよ;
でも俺確実に強くなってるんだぜ?
鉄之助はニコニコしながら言う
「ふーん、で、稽古後でお腹が減っていると」
「そう!!だからさ、なんか頂だ・・「駄目ッ!!」
は沢庵を切りながら鉄之助に言う
そんなのみんな同じでしょ
「だってよぉ〜;今日昼飯ん時おかず左之の奴に取られたんだよ!」
な!お願い!!その沢庵でいいからさ!
鉄之助は顔の前で両手を合わせながら頼み込んだ
「また左之助ったらそんな事したの?」
あいつめ、今度注意しなきゃ
は持っていた包丁をギュッと握った
「そう!取られたんだよ!!」
だからお願いだよぉ〜!
鉄之助はそう言いながらに後ろから抱きついた
「ちょっ危ないでしょ鉄クン;」
私包丁持ってんだよ!?
「へへっ//柔らかい//」
鉄之助はそう言うと顔を私の腰辺りに埋めた
「何言ってんだか・・・」
もうちょっと大きくてそんな事言ってたら変態なんだよ?
はそう思いながらも包丁を置き鉄之助の背中に手を回した
「鉄クンは甘えん坊だなぁ〜v」
辰之助さんにもこういう事してんでしょ?
ニコッと笑いながら鉄之助の顔を覗き込む
「し、してねぇよ!!だけっ!!」
流石にこの年になってそんな事できないだろ!?
鉄之助は少し頬を膨らましながらに訴える
「あーはいはい;わかったよ;」
全く可愛いんだから
私にもこんな可愛い弟がいればいいのに
はそう思いながら鉄之助の頭を優しく撫でる
「俺・・・みたいな姉ちゃんほしかったな//」
鉄之助はそう呟くと顔を真っ赤にした
はそれに気づき小さく笑う
「なっ//何笑ってんだよ!!////」
鉄はの笑い声が聞こえると顔を上げ眉間に皺を寄せる
「嬉しいなぁ〜って思って」
私も丁度そう思ったから
はニコニコ笑うと
その表情を見て鉄之助はより一層顔を赤らめる
「そんな可愛い鉄クンには・・・・ッ!」
はそこで止めると鉄之助から離れ
小さいお皿と楊枝を出すと沢庵を盛り付けた
「ご褒美に沢庵をあげちゃおう☆」
他の人に見つからないようにね?
は鉄之助にお皿を渡す
「おっ、マジ!?サンキュー!!」
鉄之助は嬉しそうに受け取ると早速一つ口に運んだ
「ん〜うめぇww」
「さっさと食べるんだよー?そろそろ漫才トリオが集りに来る時間だから」
「おう!」
鉄之助は元気よく返事をすると残りの沢庵を食べる
食べ終わると流しの中に入れに再び抱きつく
「ありがとなw」
「うん、ほら、早く稽古の続きしてきな!」
沢庵あげたんだからね!
「え゛;また!?」
鉄之助は嫌そうな顔をする
「当たり前でしょ!強くなるには練習あるのみ!」
美味しいご飯作って待ってるから
いっぱい練習してきな!
はそう言って鉄之助の肩を軽く叩く
「んー、わかった!行ってくるな!」
俺の飯大盛りでよろしくぅー♪
鉄之助はから離れ大きく手を振りながら道場に戻って行った
全く、鉄クンには勝てないなぁ
あの可愛さは新撰組で一番だよ
はそう思いながら再び包丁を持ち
料理を再開した
---END---
小さい頃の鉄が好き。あ、今、ショタだよコイツ、って思った?