あなたは誰を見ているの?
あなたの心は誰のもの?
あなたは誰が好き?
私の隊の隊長は、とにかくハーレムだ・・・
「日番谷くん、書類届けにきたよ」
この人は五番隊副隊長の雛森桃ちゃん
隊長とは流魂街からの幼馴染とか
「おう、サンキュ」
そう言って日番谷は雛森から書類を受け取る
どう見てもー・・・仲良さ過ぎるよね・・・
実はどっちかが相手の事好きだったりして
・・・ん?あ゛ー!!なんかヒソヒソ話してる!!
の視線の先では雛森が日番谷にヒソヒソと何か話していた
「はぁ!?そんな事できる訳ねぇだろ////」
「大丈夫だよ、自信持ってシロちゃん」
「シロちゃん言うな!!」
二人は笑いながら会話が弾んでいた
一体何話してるんだろう・・・
此処からじゃ全然聞こえないよ
でもさっき絶対顔赤くしてたよね・・・はぁ・・・
は深く溜息をついた
私がさっきから隊長を気にするのは
私が隊長の事好きだから
まだ入ったばっかの時、一番最初に入った隊が此処で
隊長は此処の隊に入って一番最初に話した人
それから副官でもないのに、とても話をするようになった
いわゆる友達。でも私には会った時から恋愛感情が生まれていて
隊長の気持ちは分からない。なんせ女隊員達にはモテるし
今みたいに桃ちゃんや、副隊長の乱菊さんもいるから
「隊長ここに印お願いします」
が一人考えていると
いつの間にか雛森は居なくなっており
変わりに松本が日番谷に話しかけていた
「あぁ」
乱菊さんは本当に美人・・・別嬪さんだ
隊長はあんな美人がいて惚れたりしていないのだろうか
あんなナイスバディーの副官さんなんて何処にもいないのに
私ならガッチリ掴みたくなっちゃいますね、あの胸を!!
あぁ何言ってんだろ自分・・・
「ところで隊長、もうそろそろ・・・」
雛森だけでなく松本までもが日番谷と何かヒソヒソと話し始めた
「うるせぇな////!!わかってんだよそんくらい。俺だってさっさとこんな気持ち・・・」
「じゃあ今日言うんですね!?約束しましたからねぇーw」
松本は日番谷を見てニヤニヤしていた
「は!?ふざけんな松本!!おい待ちやがれ!!」
そう言っている日番谷から逃げるように松本は部屋を出て行った
一体みんなして何話してるんだろう
気になる・・・
聞いてみようかな
そう思い、は椅子から立ち上がり
日番谷の所へ行こうとした
その時
「「「「日番谷隊長ぉ〜vV」」」」
女隊員達が日番谷を取り囲んだ
「なんだてめぇ等;;」
日番谷は困ったように眉間に皺を寄る
「あのぉ〜これ作ったんで是非食べて下さいwお口に合うかわかりませんけどぉ」
一人の女隊員が小さな袋を渡した
何アレ!?お菓子渡してるよ、しかも手作りの!!
「あぁ」
ったく、ウゼェ・・・
そう思いながらも日番谷は女隊員達からのプレゼントを受け取った
「きゃぁー隊長にあげちゃったw行こ行こ♪」
そう言いながら女隊員達は戻って行った
全く、段々見ててムカついてくるよ
何今の女の人達、めっちゃくちゃ裏声だよ
私知ってるんだから実際もっと声低いの
あーあ、隊長あのお菓子どうするんだろ
「おい、そこでコソコソ見てる」
その時後ろから声がかかった
「え?」
今の声
「てめぇさっきから何見てんだ」
隊長!!?
「な、なんで!?今さっきまであっちに居たはずなのに;;」
いつの間に私の後ろに回ったんだ??
「なんでって、瞬歩使ったに決まってんだろ」
日番谷は呆れた顔で言った
これでも俺は隊長なんだぜ?
「それは分かってますけど」
「んで、さっきから何見てんだよ」
「何って・・・」
隊長・・・
「あ?」
言える訳ないじゃん!!
隊長見てましたなんて
「蝶を・・・見てました」
誤魔化せるかな?
「・・・つくならもっとマシな嘘つけよ馬鹿」
蝶なんて飛んでねぇだろ、さっきまで俺はそっちに居たんだぜ?
「あ、そうだった;;」
やば、どうしよ
「お前まさか・・・」
日番谷は真剣な顔をし始めた
嘘、もしかして分かっちゃった!?
私がずっと隊長を見てたって・・・;;
「頭打ったのか?」
「はぁ?」
なにそれ;
「幻覚見たんじゃねぇか?」
日番谷は真面目に話し始めた
「お前ドジだし、マヌケだし。あり得るだろ」
私ってそんなにですかね・・・?
でも、この隊長の顔、とっても可愛い!!
何この真面目な顔!!しかも言ってる事がまた可愛い!!
こんなだからモテるんだなぁー
「ぷ、ははははははは」
駄目だ、我慢できないっ面白すぎ
「な、テメッ何笑ってやがんだ////」
日番谷は急に笑い出したを叩いた
「イダッ何すんですか隊長!」
「人が折角心配してやってんのに笑ってるからだろ」
え?
隊長私の事心配してくれてたの!?
「す、すいません;」
「ったく」
「あ、ねぇ隊長、さっき桃ちゃんや乱菊さんとなんの話してたんですか?」
気になるから聞いちゃおう
「やっぱし俺の事見てたのか」
日番谷はニヤっと笑った
「え・・・?あぁ;;」
やば、これ聞いたら私が見てたって言ったのと同じじゃん;
「・・・すいません;」
「まぁ別にいいけどよ」
「んで、何話してたんですか?」
切り替えはえぇな;;
「・・・人の話」
「え?」
聞こえない
「好きな人の話」
「そうなんですかぁーってえぇ!?」
好きな人の話って隊長の好きな人ですよね!?
「そうだ////」
日番谷は顔を赤く染めた
うっそぉ、隊長好きな人いたんだ
私失恋じゃん・・・
「そうなんですか」
今日失恋パティー一人でやらなきゃ・・・
「なんだよ相手聞かないのか?」
「別に・・・いいですよ」
聞いたら私その人呪い殺しそうですもん
「そう言わずに聞けよ」
なんなんだ一体
嫌がらせ?
私隊長に嫌がらせされるような事したかな
「じゃぁー誰なんですか?」
聞きたくない
「あのな」
日番谷は顔を赤くし下を向いた
顔赤くするぐらいなら言わなくていいのに
「俺の好きな奴はってんだ」
そっかぁーその人呪っちゃう・・・え?
今なんと?
「その////付き合ってくれねぇか?」
嘘ぉ、隊長の好きな人って私!?
「・・・・//////」
の頭の中は真っ白になってしまった
「おい?」
どうしよう、わけが分からない
「おい、聞いてんのか?」
ずっと片思いだと思ってたのに
隊長は私の事が好き・・・
「無視か!?おいこの野郎!!」
「はぃ!!」
やっと声出た
「聞いてんじゃねぇか、んで返事は」
まだ聞いてねぇぞ
「わ、私も隊長の事好きです////」
言っちゃった////
「隊長って誰だよ、俺にはちゃんと名前があるんだが」
ニヤっと笑いながら言った
何こいつ!やっぱ嫌がらせ?
「ひ、日番谷冬獅郎が好きです!!」
「おし」
日番谷はの頭を撫でた
「は今日から俺の事“隊長”って呼ぶんじゃねぇぞ」
冬獅郎って呼べ
「冬獅郎」
初めて呼んだ
自分の好きな人の名前
「ん?」
「大好き」
「な、急に何言ってんだお前////」
お前じゃないよ
「私にもちゃんと名前あるんだけど?」
言って
「・・・////」
「うんw」
あなたは私を見ていて
あなたの心は私のものだった
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すみませんでした!!これはタダの獅馨哉の心の中です
あ、これはこの前やってたアンケの結果でですねぇ〜w
なんとシロちゃんは1位です!!やったね!!嬉しいわ