「おい松本、知らねぇか?」
冬獅郎は仕事が一段落するとが居ない事に気付く
「ぇ?ですか?なら朝恋次と花太郎と一緒に歩いてるの見かけましたよ?」
どっか行くみたいでしたけど・・・
隊長知らないんですか?
「・・・あいつまさか・・・;」
現世に行きやがったな
冬獅郎は溜息を吐くと立ち上がった
「ちょっと出掛けて来る」
「いってらっしゃい・・・;」
冬獅郎はそう言うと執務室を後にした
あの人はもう気づく頃よ《後半》
「あーw美味しぃ〜〜〜vV」
「おい;もうやめとけよ;」
食い過ぎだって;;
一護とはお参りし終わると出店の出ている所にいた
「だって、美味しいんだもん!」
現世っていいね!
はニコニコ笑いながら持っていた綿あめを頬張った
「でもお前限度ってのがあんだろ;;」
さっきから食い過ぎだって
少しは休め
一護はそう言ってから綿あめを奪う
「あ゛ー!ちょっと返してよぉー!!」
私の綿あめっ!!
は眉間に皺を寄せ一護を軽く睨む
その瞬間は後ろにいた誰かとぶつかり一護に慌てて抱きついた
「平気か?」
「うん;それにしても人多いね;」
は辺りを見渡す
「まぁ夏祭りよりは少ねぇけどな」
一護はそう言うとの空いている手を握った
「??」
「繋いどかねぇと危ないだろお前」
迷子とかになりそうだしよ
一護はそう言って歩き出す
「ありがと」
一護の手は、冬獅郎より大きかった
まぁ当たり前だけど、身長的に
でもやっぱり冬獅郎の手の方がしっくりくるなぁ
はそう思いながら一護と繋いでいる手を眺めた
「あ・・・」
暫く歩いていると一護が声を漏らした
「どうしたの?」
「ケイゴと水色」
ケイゴ?水色・・・??
は一護の視線の先を見た
そこには一人騒いでいる男子と、可愛らしい顔をした男子がいた
「ん?一護じゃねぇーか!ってそこの素敵なお嬢さんは!?!?」
啓吾は一護に気付くと声をかけるが直ぐに視線はに移された
「ぉ、お嬢さんて私の事;?私はだけど・・・;」
なんだか煩い人だなぁ
はそう思いながら啓吾を眺める
「一護可愛い子口説き落としたね」
「バッ・・・ちげぇよ!!」
一護はそう言って少し頬を赤らめる
「僕は小島水色って言うんだvよろしくね?」
「うん、よろしく」
随分可愛い顔した子・・・
年上にモテるだろうなぁ
は水色が差し出した手を取り握手をする
その瞬間はある人の霊圧に気付き目を見開く
「ん?どうかしたのか」
一護はの異変に気付き顔を覗き込む
「冬・・・獅郎・・・;;」
冬獅郎が現世に来てる;
なんで!?
がそう思っていると後ろの方から霊圧が近くなってくるのが分かった
「ッ」
はその声が聞こえると肩を震わせる
「、お前の彼氏って・・・冬獅郎・・「日番谷隊長だッ!!」
一護がに尋ね様とすると冬獅郎は声を低くして言った
「・・の彼氏って日番谷隊長なのかよ・・・;」
「うん、そう;」
一護は改めてに尋ねるとは頷いた
その姿を見て冬獅郎はある事に気付く
「手・・・・」
なんでは黒崎と手繋いでんだよ
冬獅郎は無性に腹が立ち足早にに近づいた
「黒崎、手、離せ」
「え?あぁ;;」
一護は冬獅郎が怒っている事に気付くと即座にから手を離す
「帰るぞ」
冬獅郎は一護が繋いでいた方の手を掴み強引に引っ張った
「ちょっ、ちょっと待ってよ冬獅郎;;」
何怒ってんの!?
は慌てて一護の服を掴んだ
「うおっ;何すんだ;」
「助けて一護ォ・・・;;」
きっとこのまま帰ったら殺されるゥッ!!
何故だか分かんないけど怒ってるんだもん!!
は涙目になりながら一護にしがみ付いた
「、黒崎から離れろ」
冬獅郎はが一護にしがみ付いているのに気付くと眉間により一層皺を寄せる
「嫌だよ!冬獅郎怒ってるんだもん!!」
はそう言って一護にしがみ付いている腕の力を強める
「お前がいけないんだろうが!!」
「なんで!?私何もしてないじゃん!!」
と冬獅郎が口論していると一護は溜息を吐き
いきなりを抱き上げ冬獅郎の前に降ろした
「ぃ、一護!?」
なんでこんな事すんの!?
は吃驚した顔をして一護を見る
「じゃあな」
ちゃんと理由聞いてやれよ
一護はそう言っての頭を撫でる
「また夏にでも来いな」
今度は夏祭り連れてってやるから
今日よりも出店いっぱい出てるぜ
一護はニカッと笑いから手を離すと
ボーっとしていた啓吾達の背中を押して人込みに消えていった
「・・・・冬獅郎」
「なんだよ」
一護達が消えて数分後は冬獅郎に声をかける
「なんで怒ってんの?」
はゆっくり冬獅郎の顔を覗いた
「・・・・はぁ・・・わからねぇのかよ」
冬獅郎は溜息を吐くとを見る
「・・・ごめん、わからない;」
だって私怒られるような事した覚えないし・・・
そりゃぁ勝手に現世来ちゃったけど
がブツブツ言っていると冬獅郎が厭きれた様に言った
「嫉妬したんだよ」
お前が黒崎と手ェ繋いでるから
お前は俺の女なのに
冬獅郎はそこで言葉を切る
頬は真っ赤に染まっていた
「あぁ、なるほど!」
はポンッと手を叩くと冬獅郎に抱きついた
「冬獅郎がいけないんだからねー、初詣一緒に行ってくれないんだもん」
「しょうがねぇじゃねぇか仕事があったんだから」
俺は隊長なんだよ
冬獅郎はそう言うとの背中に手を回す
「・・・まーいいか、ね!お参り行こう!」
折角来たんだし
はそう言って冬獅郎から離れると手を掴む
「あぁ、そうだな」
松本にも何か買って行くか
そうしねぇとアイツ怒るだろうし・・・;
冬獅郎はそう苦笑いすると歩き出す
はその表情に微笑み、冬獅郎の後に続いた
---END---
皆さんお久しぶりです。更新遅くてスイマセン・・・;;スランプって言うかなんていうか・・・;;
なんなんでしょう。書けないんですよねぇ〜;;他に2つ程書いてはいたんですけど全部消しました;
それにしても、冬獅郎クン初心ィねェwお姉さん困っちゃうわ。(何)やっぱ初心さ一番だよ君は!(ぇ
感想などはBBSまで☆獅馨哉毎回励まされます。皆様の感想見てると・・・(涙)うっうっうぅ・・・