「新しく入ってきたのは5人か」
新たなる敵出現!?
そう言って冬獅郎は前に立っている5人を眺める
「どうかしたんですか隊長?」
「いや、別に」
冬獅郎の横に立っていた乱菊がその視線に気付いて首を傾げた
「・・・とにかく、自己紹介でもしてもらおうか」
冬獅郎がそう言うと一番端に立っていた隊員が一歩前に出る
「輿嬢 遥輝です!」
「遥輝ッ!?」
大声でそう言った男の後ろで、大きな声がする
その声に誰もが驚き、声のする方に振り向いた
「どうかした・・「!?」
冬獅郎が溜息を吐きながら話そうとするとそれを遮る様に遥輝が声を上げる
「やっぱ遥ちゃんだよね!?」
「あぁ、だよな!?」
はニコニコしながら遥輝に近付き、思いっきり抱きついた
その瞬間を見た冬獅郎は深く眉間に皺を寄せる
「きゃーっ久しぶり遥ちゃんっ!」
「十番隊にいたんだな!」
その事を知らないは嬉しそうに遥輝と話し始めた
「隊長、いいんですかあのままで」
乱菊は機嫌の悪い冬獅郎に気づき声をかける
「・・・・良い訳ねぇだろ」
冬獅郎は小さな声でそう呟き
「、そいつとどんな関係なんだよ」
二人の会話を裂くように間に入る
「ぇ?あぁ、幼馴染、って言ったらいいのかね?」
遥ちゃんとは流魂街で一緒に暮らしてたの
桃ちゃんと冬獅郎みたいな関係だよ
「別に俺は雛森となんて暮らしてねぇよ」
「例えだよ、例え」
何怒ってんの冬獅郎
は心配そうに冬獅郎を見る
「怒ってなんかねぇよ」
冬獅郎はその言葉を聞き慌てて否定する
「怒ってるよ」
「怒ってねぇって言ってるだろ!」
冬獅郎は思わず大きな声を出す
はそれに吃驚し黙り込んだ
「っ・・・、お前なんかそいつと仲良くしてろ」
冬獅郎はそう言って悔しそうに詰所を出て行く
は何が起こったのか理解できずその場で固まった
「なぁ」
そんなに遥輝は優しく声をかけた
「・・・な、何?」
「日番谷隊長との関係は?」
「・・・・恋人」
は眉を下げ目に涙を溜める
遥輝は何か分かった様に微笑むとの頭を撫でた
「日番谷隊長の事追いな」
早く、と遥輝はの背中を軽く押した
「遥輝?」
「行けば分かるから」
「う、ん」
はぎこちなく頷きながら冬獅郎の後を追った
「アンタ、良かったの?」
「え?」
がいなくなった後、乱菊は遥輝に尋ねた
「アンタっての事・・「あー、いいんですよ」
遥輝はニコリと笑って乱菊を見る
「俺は一回フラれてるんで」
「なんなんだよ俺・・・」
その頃冬獅郎は、一人屋根の上頭を抱えていた
何ヤキモチ妬いてんだ//
「くそ・・・「冬獅郎っ!」
その声に冬獅郎は肩を震わせる
「・・・!?」
「急にいなくならないで」
は荒くなった息を整えつつ、冬獅郎に近付く
「冬獅郎さ・・・ヤキモチ?」
「はっ!?//」
「冬獅郎探しながら考えたんだけど、それしか思いつかなくて」
どうなの?
はそう言って冬獅郎の顔を覗きこむ
冬獅郎は益々顔を赤らめていった
「・・・図星」
「うるせぇな!//」
冬獅郎はの目を手で塞いだ
「ちょ、冬獅っ「・・・しょうがねぇじゃねぇかよ//」
嫌だろ普通、自分の女が他の男といるなんて
「・・・うん」
「だからもうアイツと話すなよ」
「いや、話したって別にいいと思うんだけど」
は苦笑しながら言う
「なんで・・「遥ちゃんは前にもう断ったの」
だから平気だよ冬獅郎
「そんなんじゃ安心できねぇ」
冬獅郎はそう言っての後頭部をそっと撫で
自分の顔に近付け唇に口付けた
「ん、これで少し安心」
「ぷ、意味わかんない」
は笑いながら冬獅郎の手をとる
「詰所に帰ろう?」
乱菊さんたち心配してるよ
「あぁ」
冬獅郎は頷いてからと繋いだ手をぎゅっと握る
また一人、こうして冬獅郎にライバルが増えた
---END---
今、非常に眠いです。だからなんか可笑しいよキットこれ・・・
でもこれspark様のリクエストです。
壱万打記念兼ねて。
またBelieveに続いてオリジナルキャラクターを出してしまいましたが・・・
今回は固定させてもらいました名前;;
嫌だった方はすみません・・・;;
では、spark様リクエスト有難う御座いました。
spark様だけお持ち帰り可能。