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「はぁっ・・・はぁ・・・」
B
elieve
「と・・・冬獅郎・・・っ」
萌夏は十番隊詰所を出ると冬獅郎のいる四番隊へ走った
お願いだから無事でいて冬獅郎・・・
今行くから・・・
死んだりしちゃ嫌だよ・・・
しばらくすると四番隊の扉が見えてくる
扉の前につくと萌夏はおもいっきり扉を押した
「冬獅郎っっ!!」
「安藤さん」
萌夏の目に入ったのは冬獅郎ではなく卯ノ花だった
「卯ノ花隊長っ冬獅郎は!?」
「安心してください、命に別状はありません」
「・・・よかっ・・・た」
萌夏はへにゃっと床に座り込み
手で涙を拭った
「安藤さん日番谷隊長の傍に居てあげて下さい。少ししたら目を覚ますと思うので」
「わ、わかりました」
萌夏は立ち上がり冬獅郎の寝ている所へ向かった
そこには
「冬・・獅郎・・・」
愛しい人の寝顔
萌夏は近くにあった椅子に腰を下ろした
乱菊さんに何も言わず来ちゃったなぁ
後で謝らなきゃ
「萌夏!!」
「ハイッ!?」
急に声を掛けられ、萌夏はビックリしながら振り返った
そこには額に汗を浮かばせた乱菊が立っていた
「乱菊さん」
「もぅ、アンタ急にいなくなるんだから・・・」
心配したんだからね
「すいません・・・;;」
まぁいいわ、と言いながら乱菊は椅子に座る
「隊長は・・・平気みたいね」
乱菊はニッコリと笑いながら萌夏に話しかけた
「はい、命に別状はないらしいので」
「よかったわね」
「はい」
本当によかった・・・生きていてくれて・・・
「―――――――・・・んっ」
「冬獅郎??」
冬獅郎はゆっくりと目を開けた
「此処は・・・」
「冬獅郎ッッ!!」
萌夏は冬獅郎に抱きつく
「冬獅郎ッ・・・よかった・・・」
「・・・・・・・」
「冬獅郎・・・??」
「・・・お前誰だ?」
萌夏の抱きついていた手が緩まった
「な、何言ってんの冬獅郎・・・」
「だからお前誰だよ?」
冬獅郎は不思議そうに萌夏を見つめた
「私だよ!?萌夏!!冬獅郎わからないの!?」
「萌夏・・・?」
「卯ノ花隊長!!」
眉間に皺を寄せた乱菊は卯ノ花隊長を呼んだ
「なんです!?」
卯ノ花は萌夏達の姿を見て顔色を変えた
「卯ノ花隊長・・・どうなっているんですか・・・?」
萌夏は目に涙を溜めながら呟いた
どうして
どうしてよ
一体どうなってるの
「とにかく・・・萌夏さんと松本さんは外で待っていてください」
「萌夏行きましょう」
乱菊は萌夏の手を掴んで外へ連れて行こうとした
「どうして・・・」
そう言うと冬獅郎を見つめた
「どうして私の事覚えてないの冬獅郎っっ!!」
「萌夏!やめなさい!!」
乱菊は引っ張るように萌夏を外へ連れて行った
---END---
キヲークソーゥシテュッッ!!(ぇ