「冬獅郎ぉ〜」





「なんだ?」


























Believe

























「結局会っちゃったね」





市丸隊長と





は日番谷の隣を歩きながら言う





「あぁ、やっぱを一人で行かせないで正解だった」





もし一人だったら逃げられねぇと思うぜ、あの二人からは





「だよね・・・」





冬獅郎がいなかったら危なかったよ





は頭を掻きながら言った





「とにかくは出来るだけ三番隊には近づくなよ?」





俺も出来るだけ三番隊に回す書類は違う奴にやらせるから





「うん、そうする」





が深く頷くと正面から乱菊が走ってきた





「隊長!!」



「どうした松本」





乱菊は二人の前で止まると息を整えた





「あと10分後に隊首会ですよ!?遅いですよ帰ってくるの!って・・・仲良いですねぇw」





乱菊はニヤニヤ笑いながら言った





「「??」」





日番谷は不思議に思い乱菊の視線の先を見た





「な////うるせぇな松本!!」





乱菊が見ていた先には繋いでいる手が





日番谷はそれに気づくと乱菊を睨みつけた





「そんな真っ赤な顔して怒っても怖くないですよ」





隊長ったら照れちゃってぇv


でも今はそれくらいにして早く隊首会言って下さい





乱菊はそう言っての空いている方の手を握った





「隊長の代わりに私がと手を繋ぎますからw」



「っ覚えとけよ松本」





また後でな





日番谷はそう言うと瞬歩を使い走っていた










「全く・・・」





乱菊は溜息を吐くとを見た





「ど、どうかしたんですか?;」



「無事だったみたいね





よかったわ


帰りが遅いから心配だったのよ





「えぇ、なんとか;結局市丸隊長とに捕まっちゃいましたけど」





冬獅郎がいたから平気でした





「そう、じゃ戻りましょ」





隊長見つかったし





そう言って乱菊は歩き出し、もそれに続いた




































「そういえば」










「?」





今日は何の為の隊首会なんですか?




は歩きながら乱菊に聞いた





「なにかしらね?私も知らないわ」





後で隊長が帰ってきたら聞いてみなさいよ




乱菊はそう言うと詰所の戸を開けた





「そうします」





はそう言うと乱菊と一緒に中へ入った










あーそういえば、次は何処行こうかな


冬獅郎と


また冬獅郎を部屋に読んで決めてもらうか・・・





ぁ〜この和菓子食べない?」





てか、いつまで突っ立ってるのよ、座りなさい





が心の中で考えていると乱菊が声をかけた





「この前近くの和菓子屋で買ってきたんだけど」





とっても美味しいのよw





「あ、食べます!私お茶入れますねw」



「そうね、お願いするわ」





は頷くとお茶を準備した









「どうぞ」



「ん、ありがと」





はお茶を淹れ終わると乱菊に渡し




自分も乱菊と正面になるようにソファに腰を下ろした





「これお饅頭ですか?」



「そうよ、とっても可愛いでしょ?」





テーブルの上には色とりどりの饅頭が置かれていた





「すごく細かい細工ですね」





これ何の花ですか?





は一つ取りそれを眺めると口の中に入れた





「菊あたりじゃない?黄色いし、このお饅頭なんてうさぎよw」





こんな可愛い細工がしてあるから人気なのね





乱菊は笑いながらうさぎ形のお饅頭を口に運ぼうとした





その時勢い良く戸が開かれた










「・・・・冬獅郎!?」



「くそっ、ふざけんじゃねぇ!」





が戸の方を見ると深く眉間に皺を寄せた日番谷が入ってきた





「た、隊長早くないですか?帰ってくるの」





どうかしました;?





乱菊は慌てて饅頭を飲み込むと日番谷の表情を窺った










「途中で帰ってきた」










全く、やってらんねぇ





日番谷はそう言うとの隣に腰を下ろした





「一体何があったの?途中で帰ってくるなんて;」





隊首会で何話してきたの?





はお茶を飲みながら日番谷に尋ねた




















「異動の話だ」




















「ぇ・・・?」





異動の話?





「あぁ、そうだ」





日番谷は機嫌悪そうにそう言うともう一つ饅頭を手に取った




















---END---

30話突破