「外行くぞ市丸」





お前は俺に用があるんだろ




日番谷はそう言って市丸に近づいた





「それだけじゃないって言うたやん」





ちゃんに会いに来たんよ





市丸はそう言うとに近寄った


























Believe

























ちゃん会いたかったでw」









「ぇ・・・あの・・・;;」





市丸は正面に来て止まり



片方の手をの肩に置いた





「ぃ、市丸隊ちょ「ちゃんボクの隊においで」





が自分の肩に触っている市丸の手を触った瞬間



市丸は微笑みながら言った





「ちょっとギン、それはに言う事じゃないわ!」





乱菊は顔を顰めて市丸との間に割って入った





「乱菊、退いてくれへん?ちゃん見えないやん」










邪魔やで










市丸は冷たい目をして乱菊に霊圧をあてた





「・・・っ、た、隊長と話しなさいよ、ギン」





もうに会ったんだから用はあと一つだけでしょ?


なら、私が此処にいたって平気だわ


隊長はアンタの後ろにいるんだから





乱菊は市丸の霊圧で顔から汗が流れた










「いい加減にしろ市丸」










霊圧抑えろよ





日番谷は眉間に皺を刻んだ





松本は副隊長だからまだいい


他の隊員たちを見ろ





市丸は日番谷にそう言われ回りを見渡す





「あ、成る程な」





市丸の見た先では隊員たちは息を荒くしてしゃがみ込んでいた





「ギン・・・」



「しゃーないなぁ、戻す戻す」





そう言いながら市丸は霊圧を元に戻した



戻した瞬間に乱菊は腰が抜けたように床に座った





「らっ、乱菊さん!?」





後ろにいたは息を荒くしながら乱菊に近寄る





「へ、平気よ;」





ちょっと疲れただけ





乱菊はそう言いながら袖で自分の汗を拭き取った





ちゃんはボクの霊圧我慢できたん?」





すごいなぁ





市丸は嬉しそうにを眺めた





「ゎ、私一応三席ですから・・・」





今立ってるのも辛い


足がガクガクする





「そういやそうやね、じゃ、十番隊長さん今回は三席同士を交換にしとかん?」





ボクの隊の三席を此処に異動させるんよ





市丸は日番谷の方を向いた





「ふざけんじゃねぇ、何勝手に話し進めてんだ」





異動なんて許可しねぇよ


は此の儘十番隊の隊員だ





日番谷は市丸の正面に来た




















「俺が隊長の限りな」




















「頭の固い人やなぁ;」





いいやないの異動くらい


いなくなった三席にはちゃんと違う人入るんやし


人手には困らないで?





「そういう問題じゃねぇ」





は此処の隊に必要なんだ





「冬獅ろ「もーしゃぁないなぁ・・・今日の所は帰るわ」





これ以上話したって無駄そうやし





が日番谷に話そうとした瞬間



それを邪魔するように市丸は声を出した





「またなちゃん」





市丸はの頭を撫でるとそのまま顔をの耳元に近づけた










実はがこの事言い出したんやで










「ぇ」



「ほな、さいなら」





ごめんな


名前使ってもうて


でもだってそう思うやろ?


ボクの方が気持ちは上やと思うけど





市丸はから手を離し日番谷の横を通り過ぎた





「もうこの隊には来んなよ」





横を通った市丸に日番谷はそう言った





「それは嫌v」





異動の方もまだ諦めてないし


ちゃんにも会いに来たいしな


でも今度は茶菓子でも出してや





市丸はニコリと笑うと消え去った




















大丈夫か?」





日番谷は市丸の霊圧が遠くなる事を確認しに近寄った





「ぅ、うん・・・」





足ももうガクガクしなくなったし





「松本は?」





日番谷は視線を乱菊に移した





「あら、私の心配もしてくれるんですね」





てっきり私の存在も忘れてると思いましたよ





乱菊は笑いながらそう言った





「なら心配してやらねぇ、少し休んだ方がいいんじゃないか?」





松本がこんなになってんだ


本当はお前だって立ってるの辛いだろ





日番谷は乱菊から視線をに移すと心配そうに言った





「ぇ・・・;「酷っっ!!本当に私は無視ですか!?」





乱菊は勢い良く立ち上がり日番谷の袖を引っ張った





「お前がそう言ったんだろが」



「私無視なんて言ってませんよ!」





ただ珍しいなぁ〜って思って


いつもは煩いのに





「そんな煩くねぇだろが;」





俺の部下なんだ心配して当たり前だろ





日番谷は乱菊の言葉に少し頬を染めながら二人を元座っていたソファに座らせた





「ギン諦めてないですよねぇ・・・」





乱菊はソファに座ると残っていたお茶を飲み干した





「だろうな」










まぁ俺の意見は変わらないがな


何回来たって無駄なだけだ




















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