なんでだかわかんねぇけど





無性に身体の奥が疼いて





を見てると触れたくて





手を握ってるだけじゃ足りなくて・・・





を、










俺だけのモノにしたいと思った


























Believe

























現世から戻ってきて、俺とは分かれ道へと差し掛かる


この道で俺とは別れる事になる


右へ行けば俺の部屋、左へ行けばの部屋





俺は握っていたの手に少し力を入れてみた


するともそれに答え同じくらいの力を入れる





「・・・なぁ」


「何?」





言っていいんだろうか

引かれるか・・・?

でもこのままじゃ俺がもたねぇ





「もう帰っちまうか?」





俺はまだこの手を離したくねぇ





「ぇ?だってもう着いちゃったし・・・」





は少し戸惑いながら言う





「その・・・//」





きっと今の俺の顔は真っ赤だろう

普段なら絶対見せられねぇ




















「俺の部屋、来ないか?」




















はその言葉を聞くと少し目を大きくした





「冬獅郎の・・・部屋・・・?」



「あぁ////」





俺の部屋。





俺が頷くと今度は少し頬を赤くしながらは俺に尋ねた





「な、何するために・・・?」





はそう言うと真っ直ぐ俺を見る





お前はなんだと思ってんだよ

もう夜なんだぜ?

そんな時間に誘うなんて・・・決まってるじゃねぇか////










「そんなの決まってんだろッッ!!////」










俺はじれったくなっての手を自分の方に引っ張った


するとは体制を崩しあと数センチで俺とぶつかる所まで近づく





「で、来るのか?来ないのか・・・?」





俺はの耳元で言う


最初の言葉は大きく、最後のは無理に小さく言ってみた




















「・・・・行く・・・////」




















声は小さくなんとなく震えていたが


確かには 行く と言った





「そうと決まれば、さっさと行くぞ」





邪魔者が入るかもしれねぇしな





俺は少し強引にの手を引っ張り


自分の部屋へ向かった




















---END---

次回予告。裏。