朝目が覚めると
お前は俺の横で寝ていて
とても幸せだった
これが一生続けばいい
そう心から思った
Believe
日番谷は布団から出て乱れている服を直す
ふとの方を向くとまだ寝息を立てていた
その光景を見た日番谷はつい口元が緩み笑顔をこぼす
日番谷は寝ているの服をそっと直すと寝室を後にした
「・・・・んっ・・とぅしろ・・・?」
その数分後、はゆっくりと瞼を開いた
あれ・・?冬獅郎は・・・?
は辺りを見回し日番谷がいない事に気づく
慌てて起き上がり寝室の襖を開けた
「冬獅郎ッ!」
「なんだよ、大きな声出して」
が襖を開けると、腕まくりをして料理を並べている日番谷が立っていた
「ぁ・・・いや、ごめん」
良かった、昨日の事は夢じゃなかった
はホッと溜息を吐く
「まぁいい、それより丁度良かった」
飯出来たぜ
日番谷はそう言って捲り上げていた袖を直す
「ぇ・・・?」
「お前が起きるの遅いから俺が作ったんだよ」
日番谷はに手招きをする
それに従いは日番谷の所へ行くと椅子に座らされた
「あ、ごめん;そうだよね;;私熟睡しちゃって・・・」
「まぁいいけどな」
お前の寝顔見れたし
昨日無理させたのは俺なわけだし
日番谷はそう言うと自分も席につく
「寝顔、見たんだ・・・」
「そりゃあな」
隣に寝てるんだし
日番谷は箸を持つと、いただきます、と小さく呟いた
「私も見たかったなぁ」
も日番谷に続いて箸を持つと同じように呟く
「自分の寝顔をか?」
「違うよ;冬獅郎の寝顔」
絶対可愛いもん
は目を瞑り想像してみせる
「おい、勝手に変な想像すんじゃねぇよ;;」
可愛くなんかねぇ
日番谷は眉を顰めながら味噌汁を啜る
「いや、絶対可愛いって!」
「可愛くない」
「可愛い!」
「可愛くねぇッ!」
と日番谷はお互いに見つめあうと、頬を緩ませた
「冬獅郎、大好き」
「なんだよ急に//」
突然なの発言に日番谷は頬を染める
「なんか急に言いたくなって」
言いたい時に言っとかないとね
は日番谷の反応を見て微笑む
「そんな顔赤くしなくたっていいじゃん」
「うるせぇ//」
日番谷はご飯を強引に口に入れると立ち上がる
「早く用意しろよ」
遅刻しちまう
日番谷はそう言って洗面所に向かった
「わ、わかってるよ」
は慌ててご飯を口に運ぶ
---END---
新婚気分です。