「ふぁ〜〜〜〜あ・・・」
は大きな欠伸をして部屋のドアを開ける
「随分口デカイな」
「う゛、うるさいよ//」
Believe
と日番谷は並んで詰所まで向かう
外はまだ肌寒く、吐く息は白に変わった
「まだ寒いねぇー」
「でももうすぐ春が来るだろ」
そんな他愛無い会話をしながらも足を止めず
二人はいつの間にか手を繋いでいた
「どうしたの?冬獅郎」
手を掴んだのは日番谷らしく
は不思議に思い日番谷に尋ねる
「こうすれば、温かいだろ?//」
日番谷は恥ずかしいのかとは反対の方向を向き
視線が合わないようにした
「うん//ありがと」
はその行動に微笑み
ぎゅっと手を握った
その時、背後から誰かに声をかけられた
「おはよーさん」
その声の持ち主は紛れもなくあの人
市丸ギンのものだった
と日番谷は振り返り
はビクンと肩を揺らし
日番谷は市丸を睨み付けた
「市、丸、隊長」
「二人は仲えぇなぁ」
羨ましいわ
市丸はそう言って達の正面まで辿り着く
「今日はなんの用だよ」
またこの前の異動の話か?
日番谷は繋いでいたの手を引っ張り
自分の後ろへ来させると口を開く
「嫌やなぁ;偶然会っただけやないの」
そんな疑わんといて
市丸は苦笑しながら言う
しかし言っている事と裏腹、その視線はに注がれていた
「な、なにか?;」
はその視線に耐えられず仕方なく市丸に尋ねた
「あ、ゴメンなぁ;つい見惚れちゃって」
ちゃん、なんか綺麗になったから
「な、変な事言わないで下さい市丸隊長!//」
「チッ、行くぞ」
こんな奴と話してっと遅刻しちまう
日番谷は少し歩き、止まったままのを引っ張る
「あ、うん;」
は市丸に小さくお辞儀をして慌てて日番谷の後に続いた
二人の姿がなくなると、市丸は小さく呟いた
「十番隊長さん、抱いちゃったんか」
ちゃんの事
こりゃ逸早く手を打たんとなぁ
そろそろ、ちょい強引やけどやってしまおうか
市丸は怪しい笑みを浮かべ
ゆっくりと歩き出した
---END---
そりゅあ綺麗にもなるでしょう。
女の子から女性になったんですもん。(爽笑