買ったはいいものの
はまだ機嫌を直してはいなかった
Believe
「なぁ」
「・・・・・」
さっきからこの会話が繰り返されている
会話、とは言い難いか
俺が一方的に話しかけている
はさっきの俺の行動が余程嫌だったのか
見向きもしてくれなかった
「だからさっきは悪かったって」
「・・・・」
「機嫌直せよ」
「・・・・」
「ちゃんと買い物に付き合うから」
日番谷が必死に話しかけている中
は無視し雑貨を見ていた
「さっきの理由話すから・・・」
「・・・・本当?」
日番谷の言葉には反応し振り返る
「ぁ、あぁ」
「じゃ、これ買って来るね」
その後聞かせてもらうから
はそう言って会計へ向かう
その時日番谷はさっきが自分に聞いてきた小物入れが目に入った
「この小物入れ買わないのか?」
一つを手に持ちに見せる
「だって、冬獅郎選んでくれなかったじゃん・・・」
私が冬獅郎に聞いたのに
は少し俯き小さい声でそう言う
「・・・・俺は、こっちの方がいいと思う」
「え?」
日番谷は自分の持っている小物入れをの手に渡す
小物入れは全体が薄いピンク色で中が透けていた
蓋には赤い花飾りが付いていた
「そっか、ありがと」
は嬉しそうに笑い
小走りで会計へ向かった
「おまたせ冬獅郎」
「おう」
数分後、店の外で待っていた日番谷の前に
片手に袋を持ったが現れた
「話し、聞かせて?」
「あぁ、・・・歩こうぜ」
「うん」
---END---
なんだか、この頃長く書くのが嫌いみたいです。