もう助かる事はないと直に分かった
見る見るうちに血の気が引いてゆく
もう、肌も冷たい
大好きだったのに
貴方の温もりが
Believe
「?」
「・・・・・許さない」
「あかんで、隊長に向かって刀向けちゃ」
「煩いッッ!!」
はそう言って叫ぶとその場から走り出す
頬には目に溜まっていた涙が流れた
キイィィィン
「刀を抜け・・・・市丸」
「完全に我を失っとるみたいやね」
は正面から勢い良く刀を振り下ろす
市丸はほんの少し鞘から刀を出しそれを受け止めた
「今ボクが刀抜いてもうたら、どうなるかわかっとる?」
市丸は少し後ろに下がりに尋ねる
「無駄に死人が出るんやで?」
「煩いっ!!!」
はギッと市丸を睨み付ける
なんで、そんな事言えるんだ
それじゃあまるで
が死んだのは無駄じゃないの?
はなにもしてないんだから・・・
無駄じゃない・・・
死ぬ理由なんて
なにもないッッ!!
「うぁああぁああぁああっ!!」
「落ち着き、」
はその場に腕を付く
「どっちにしろ、もうは助からんよ」
「・・・い」
「そんな事より、もう戻らん?」
「煩いッ!」
「どういう理由で死んだ事にしよーか」
「黙れッッ!!」
は刀を市丸の喉仏に向ける
「それ以上言ったら・・・喉を貫く・・・」
「にそんな事できるん?」
市丸がニヤっと笑うと
は手に力を入れる
「できるに・・・決まって・・・「ならはよやらな・・・」
ボクはそんな待ってやらんで?
そう言って市丸は喉元にあった刃先を素手で掴む
「!?」
「なんや、力弱いなぁ」
「あっ;」
市丸は掴んだ刃先をぐいっと横に振るとの身体はそれにつられて動く
「そんなんで、ボクの事倒そうとしてるん?」
甘く見てもらっちゃぁ困るで
「きゃっ」
市丸は今度は思い切り刀を引っ張り
から刀を奪った
カラン
カラン
の刀が地面に落ちた
---END---
久しぶりの更新ですみません・・・。
ヒロインに・・・叫ばせてみました・・・v