本当は、
こんな事したくないよ・・・っ
もうこれ以上傷付く人なんか見たくない・・・
Believe
「・・・く・・・そ・・・・」
は取り上げられ投げられた刀を見つめる
市丸隊長を切るなんて本当はできない
とっても怖い
今だって、身体の震えが止まらない
でも
の仇をとりたい・・・
は刀を再び手に取ろうと腕を伸ばす
再び掴むとゆっくりと市丸に刀を向ける
「はぁ・・・」
市丸は尚も落ち着いた表情で小さく溜め息を吐いた
「そんなにボクの事殺したいん?」
なんかちょっと寂しいなぁ
ボクは今でもの事好きなのに
市丸はそう言うとゆっくりとに近付く
「こ、来ないでッッ!!;」
は一歩後退る
「なんで?別にええやないの」
刀、振るえとるで
市丸は刀の先を摘み自分の腹の前に持って行く
「!?」
「でもな、やっぱり、愛されてないんはつらいんよ」
ブシュゥッ
市丸はを抱きしめる
それと同時に、自分に向けていた刀が腹を突き抜いた
「なんで・・・!?」
「だから、もう・・・つらい、・・・」
市丸の言葉は途中で途切れ
ガクンとに体重が掛けられた
「も・・・、もう、なんなのよ・・・っ」
は市丸の背に手を回し
その場に静かに座り込んだ
---END---
市丸とのお話・・・終わり・・・?(ぇ