あの後、私は何分間か身体が動かなかった
身体が動くようになって、急いで救護を呼んだ
と、市丸隊長は急いで救護班に運ばれていった
そして
市丸は奇跡的に助かり、
は死んだ
Believe
「、そろそろ行きましょう?」
私はの死がわかってから部屋に閉じ篭った
今日は、の葬式の日
今日での身体はこの世からなくなる
乱菊はそっとの部屋の中に入りの肩を抱いた
「に、ちゃんとお別れ言いなさいよ」
乱菊が耳元で優しくそう言うと
はふるふると首を横に振った
「、悲しむわよ」
「・・・・」
本当は・・・
今直ぐにでも会いに行きたい
に会いたい
触れたい、お別れを言いたい
このまま此処にいるだけなんて嫌だ
でも、身体が言う事を聞かない
「乱菊さん・・・」
は瞼が熱くなるのがわかった
「何?」
「私が・・・、私がもっと早く救護を呼んでいたら、は・・・っ、助かったかもしれません・・・っ!」
私があの時我を忘れなければ・・・
すぐに救護班を呼んで、が助けられたかもしれない
「何言ってるのよ!馬鹿な事言わないの!」
「だ、だって・・・」
の声はみるみる小さくなり
目から大粒の涙が床に落ちた
乱菊はを強く抱きしめ
の顔を自分の胸に押し付ける
「自分の事を責めるのはやめなさい」
「ぅっ・・・ひっく・・・」
「そんな姿、が悲しむわ・・・それに、私達も」
隊長、アンタの事心配してるわよ
「と、冬獅郎が・・・?」
は吃逆をしながら乱菊を見る
「えぇ、自分を責めてるんじゃないかって。当たってるわね」
乱菊は優しく微笑み
そう言っていた時の日番谷の姿を思い出す
そういえば
「隊長も・・・泣いてたわ・・・」
「ぇ?」
「ううん、なんでもない」
は乱菊の言葉が聞き取れず、尋ねたが乱菊は静かに首を振った
「それより、もう本当に行きましょう?隊長も、も待ってるわ」
「・・・・・はぃ」
はぐっと死覇装の袖で涙を拭き立ち上がった
---END---
気が付けばもう59話・・・。
後一話で60ですよ!?!?!?!?
マジでか・・・。
7月3日の日記に、「これからのBelieve」という題で獅馨哉の考えを書きました。
もう少しでBelieveも本当に最後となりますので、よければ目を通して見て下さい。
もしかしたら、Believeがまだこのサイトで動き続けるかもしれません。