最初聞いたとき、信じる事が出来なかった










なんで?







なんでアイツが・・・?










行かせなければ良かった








後悔と悲しみが俺の中に広がった


























Believe

























「隊長・・・」










「なんだよ・・・」











「今日は、もう上がって下さって結構ですよ」



















仕事が手につかない



そんな状態の俺に松本が話しかけてきた





「・・・あぁ」



「しょうがないですよ・・・、隊長」






乱菊は涙を薄っすら目に溜めながら


流さないために少し上を向いた




































「隊長の責任じゃないですからね・・・っ」




































「あぁ、ありがとう松本」















その言葉で瞼が熱くなった






俺はそれを隠すように立ち上がり


帰りの支度をして詰所を後にした




































なんで、俺は行かせてしまったんだろう










違う奴に行かせれば良かった










そうすれば















そうすれば




















は死なないで済んだ・・・




















日番谷は詰所を出ると重い足取りで自分の家に向かう






暫くすると



ふと地面にポツポツ水の後があるのに気が付いた










「・・・?」










あぁ





気付かなかった・・・




















「涙・・・」




















俺はいつから泣いていたんだろう










日番谷はそっと目を擦ると、その手には涙がついた



























「くそっ・・・」




























守れなかった・・・っ















くそっ・・・















くそ・・・・っ




















日番谷はその場にしゃがみ込み



声を漏らさない様に唇を噛んだ






「ぅっ・・・・っ・・・」






・・・あいつは今どうしているだろうか





きっと・・・、俺よりも、





傷付いているんだろう















































俺はあの時、暫くその場で泣き続けた










泣いたのは、久しぶりだ















そして、任務から帰ってきたを見た時















また瞼が熱くなった




































---END---

ちょっと遅いかもしれませんけど・・・サッキーが死んだ知らせを受けた時の冬獅郎!!

冬獅郎の泣き顔が見てみたい・・・!!(ぇぇ