結婚式は来週
私は結婚式の衣装を阿近さんに頼んで作ってもらう事になった
とっても幸せ
それなのに、
今日から結婚式前日まで冬獅郎は任務で現世に行ってしまう
Believe
「それじゃ、良い子にしてろよな」
「早く帰ってきてね・・・?」
「あぁ、直帰ってくる」
そう言って触れるだけのキス
本当はとっても行って欲しくないの
もっと言ってしまえば・・・現世に行って欲しくない
だってどうしても・・・
あの時の事を思い出してしまうから
「すぐ帰ってくるわよ」
乱菊はそんなの気持ちを察したのか
そっと肩を抱いた
「そうですよ、ね」
「現世・・・久しぶりだな」
少しして日番谷は現世に降り
阿近から借りてきた義骸に入り
一人町を歩いていた
そして日番谷はある店を見つけると中へ入った
「ねぇ、」
「はい?」
「そろそろ休憩しない?」
もう久しぶりに真面目に仕事やって疲れたわ
っと乱菊は欠伸をしながら言った
「ぁ、いいですね、私お茶淹れてきます」
「ありがとー、あとなんかお菓子頂戴」
「はーい」
は椅子から立ち上がりお茶の準備をする
乱菊は立ち上がると近くにあったソファに腰掛け
作業をしているを眺めた
「良いお嫁さんになりそうよねぇ〜」
「な、何言ってるんですか急に!////」
「只思った事を言っただけよ」
乱菊はニヤニヤ笑いながらに言う
は頬を少し染めながらお盆に湯飲みとお菓子を載せて乱菊の正面に座った
「いきなり変な事言わないで下さいよ」
「別に変なことじゃないでしょ?これからそうならなきゃいけないんだし」
「そうですけど・・・////」
湯飲みとお菓子をテーブルに置くと、乱菊は早速湯飲みを持ちお茶を口に含む
「ちゃんと幸せになりなさいよねー」
「はぃ」
「もうアンタはいっぱい傷付いたから、あとは幸せな事ばかりよ」
「はい、色々・・・、有難う御座いました乱菊さん・・・」
が小さくお辞儀をすると
そんな頭下げないでちょうだい、と乱菊は笑った
「さっさとアンタ達の子供見せてよね」
「え!?」
「何驚いてんのよ、子供欲しいでしょ?」
「そ、そりゃ、欲しいですけど・・・」
「それに一緒に暮らすのよ?隊長がアンタに手を出さないわけないでしょ?」
乱菊はの持ってきたお菓子の中から饅頭を取り口に運びながらニヤッと笑った
「アンタ隊長をなめてちゃ駄目よ」
あんな小さい身体でもかなり体力あるんだから
「わ、わかってますよ;冬獅郎は隊長なんだし・・・」
「違うわよ、仕事の事じゃなくて・・・、夜の営みの話v」
「ら、乱菊さん////」
乱菊がそう言うとの顔は見る見るうちに赤くなり
はそれを誤魔化すようにお菓子を手に取った
「ま、もうそれはアンタわかってると思うけどねーvV」
「ならそんな事言わないで下さい!!」
「あら、何ムキになってんのよ、ちょっとからかっただけでしょ」
冬獅郎が帰ってくるまで
ずっとこんなからわれるのか、と肩を落とした
でももっと嫌な事が起きるなんて
今の私には想像できなかった
---END---
さてさて・・・、冬獅郎は現世で一体なんの店に入ったんでしょーvV