再び、迫り来る悪夢




















でも










それは




















夢なんかではなく現実


























Believe

























乱菊さんと休憩を取ってから数時間後










考えていた事は、冬獅郎の事と、今日の夕飯の事










そんな時に私の元に再び悲劇がやってきた




































「副隊長っ大変です隊長がっっ!!」




































大きく重たいドアがバンッと開き


一人の隊員が顔を真っ青にして入ってきた















一気に顔から血の気が引くのが分かった


思い出す


あの時の悲劇




















「どうしたの!?」






それを見た乱菊は慌ててその隊員に近付く






は持っていた湯飲みを床に落とした






ガシャン・・・っと湯飲みが割れる音とお茶が床に飛び散る水音



そして、の中で何かが崩れる音がした




































「隊長が・・・っ」




































はその言葉を聞いた瞬間に立ち上がり走り出す



乱菊はそれを止めようとしたが



あと少しという所で手が届かず



は外へ出て行った










「隊長が・・・虚に・・・」





「落ち着きなさい、今隊長は・・・?」










身体が震えている隊員の背中を乱菊は撫でながら聞く










「ぃ、今は・・・、四番隊の救護室に・・・」



「そう・・・・」










乱菊は深く溜め息を吐き眉を顰める















まだあの子を傷つけるの・・・?



もういいじゃない・・・十分だわ・・・















乱菊の目に薄っすら涙が滲んだが


乱菊はそれを拭き取ると立ち上がり、の後を追った




































さん!?;;」










その頃は既に四番隊に到着しており


勢い良くドアを開けると其処にいた卯ノ花は吃驚した顔での名を呼んだ






「・・・冬獅郎は?」



「今はあちらで安静に・・・ってさん待ちなさい!」






卯ノ花が指をさして日番谷のいる方向を指示すると



はそこに向かって歩き出す



それを慌てて卯ノ花は肩を掴み止めた






「離して下さい・・・」



「今はあちらに行かないで下さい」



「なんでですか!?離して下さいッッ!!!」






は目に涙を溜めながら叫んだ



その姿に卯ノ花は溜め息を吐く






「今貴女が行って・・・、どうなるんですか・・・?」



「え・・・?」



「そんな取り乱して・・・、何が出来るんですか・・・?」



「何言って・・・」



「まずは落ち着きなさい、そうしなければ日番谷隊長に会わせられません」






卯ノ花は静かにそう言うとを抱きしめる






「辛いのは分かります・・・、でも日番谷隊長は命に別状はありませんよ」



「ょ・・・良かった・・・」










は小さく呟くと



目に溜まっていた涙を流した




















---END---

またまた悲劇が・・・。