涙が止まらないよ・・・っ
Believe
「っく・・・ひっく・・・」
どうしよう涙が止まらない
もうすぐ夜が明けちゃうのに
目が腫れちゃってちゃんと開かない・・・
「はぁ・・・」
結局一睡もできなかった
眠くもないし・・・
顔洗わなきゃ、きっとすごい顔してる
は立ち上がり洗面所へ向かった
パシャ・・・パシャン・・・
は洗面所に着くとタオルを用意し顔を洗った
「ふぅ・・・」
蛇口の水を止めるとタオルを取り顔を拭く
やっぱ目すごいな・・・真っ赤だよ
でも仕事行かなきゃ行けないし・・・
できれば会いたくないな
冬獅郎には
こんな姿見せたくない
そう思いながらは顔を拭き終わると着替えを始める
死覇装に着替えると鏡の前で髪を梳かした
「おし」
行くか・・・
は立ち上がり十番隊へ向かった
ギィ・・・・・
詰所にはまだ誰も来ていなかった
「当たり前か・・・まだ六時だし」
は自分の椅子に座ると昨日やっていた書類を出した
これ渡さなきゃ
机に置いておけばいいよね
は立ち上がると日番谷の机に足を進めた
平気・・・平気だから・・・
まだこんな時間じゃ冬獅郎は来ていない
足よ進んで・・・っ
ギィッ・・・
はドアを開けると一歩踏み込んだ
「誰だ・・・?」
の足が固まった
嘘・・・
なんでいるの!?
こんな朝早く・・・
そこにはソファに寝ている日番谷の姿があった
日番谷は目を擦りを見る
「お前・・・」
「ご、ごめん。寝てたなんて知らなくて、えっと・・・この書類置きに来ただけだから」
早く此処を出たい
こんな顔を見られる前に
は下を向きながら日番谷の机に書類を置いた
「お前顔・・・」
「じゃ、じゃあ失礼しました!!」
はそう言うと走って出て行った
今・・・あいつ目真っ赤だったよな・・・?
冬獅郎と会ってしまった
この目にも気づいてた
は詰所を出て一人廊下を歩いていた
もう今日詰所行けないよ・・・
どうしよう
「?」
が歩いていると前から乱菊がやってきた
「どうしたのこんな朝早く」
「ちょっと目が覚めちゃって」
「そう・・・ってどうしたのその目は!?」
乱菊はビックリした表情を見せた
「・・・・」
「、目が覚めたんじゃなくて寝てないのね泣いてて」
「・・・はい」
乱菊さんには話せる気がする
聞いてもらえるだろうか
「乱菊さん」
「何?」
「私・・・」
あいつ・・・何処行ったんだ?
日番谷はがいなくなった後、少ししてからの出て行った方へ歩いた
目が・・・とっても真っ赤だった
あれは寝不足とかじゃねぇ絶対泣いてたんだ
原因は分かっている、俺だ
俺があいつを泣かしている
探さなければ
たとえ、かける言葉が見つかっていなくても
探さなければ、なにも進歩しない
日番谷は詰所を出た
「もう耐え切れないかもしれません」
「え・・・」
言ってしまった
「私、もう冬獅郎の記憶を取り戻させてあげられないかもしれません」
「何言ってるの!?」
乱菊はの肩を掴んだ
「だってもう辛すぎる・・・」
「・・・」
胸が苦しすぎる
「お願いだからそんな事言わないで」
「・・・・」
「お願いだから・・・」
乱菊は手に力を込めた
「乱菊さん?」
「隊長を見捨てないであげて・・・」
隊長はに悪い事をしたと気づいてるんだから
乱菊の体は震えていた
「・・・乱菊さん、ごめんなさい」
「・・・・!?」
乱菊はの目を見た
「私、自分だけが辛いと思ってたから・・・本当は違うのに」
乱菊さんだって辛いのに
「見捨てませんから、安心して下さい」
「・・・ありがとう」
乱菊さんは私の手を握った
そして、その二人の姿を日番谷は影からそっと見ていた
---END---
本気で乱菊サンみたいな姉が欲しいと思う。
だって、性格良いし・・・そしてなによりも
あのナイスバディな身体がgoodだろう。(オィ