例え、どんな悲しい事、苦しい事があっても










何があってもついて行くから










絶対この手を離したりしないから










これからもずっとずっと一緒にいようね















幸せに、なろうね





































Believe





































「良かった・・・ッ」










・・・」















日番谷が目を覚ました瞬間に



は勢い良く抱きついた






「冬獅郎・・・っ、私の事わかる・・・?」



「あぁ・・・」



「良かった・・・、良かったよぅ・・・//」










涙を流すを日番谷はぎゅぅっと抱きしめ



耳元で名前を呟く




















「記憶・・・戻った・・・」




















「ぇ・・・?」




















「だから・・・、思い出したんだよ」




















はその言葉に目を大きくし日番谷を見つめた






「ほ・・・、本当なの冬獅郎!?」



「嘘言ってどうすんだよ」






日番谷は優しく笑いながらの頭をそっと撫でた















「俺がお前に惚れた瞬間とか、告白した時の事だってわかるぜ・・・?」















ちゃんと思い出した



無くしていた記憶



そして無くした後の記憶もちゃんと残ってる















「今まで心配掛けてごめんな・・・」



「ぅ・・・、ぅぅん、良かったね冬獅郎・・・」






はホッとした証拠に小さく溜め息を吐き



もう一度ぎゅっと日番谷を抱きしめた

























「・・・・?」

























すると日番谷の懐に何か固い物があるのに気付く






「どうした?」



「・・・此処に何入ってるの・・・?」






は固い物が入っている懐を指差す











「あぁ、忘れてた」










日番谷はそう言って懐に手を突っ込み小さい箱を取り出した



そしての顔を何秒か見つめると、ゆっくりとその箱を開ける






























「指輪・・・・?」






























「あぁ」




















「ゎ、私に・・・・?」




















「当たり前だろ」





















日番谷は呆れた顔をしながらの左手を掴んだ



































「婚約指輪だよ」



































まだ渡してなかっただろ










「そうだけど・・・」




「いいから薬指出せ」










少し躊躇いながらも言われた通りは左手の薬指を出した


日番谷は箱から指輪を取り出し、ゆっくりと出された薬指に嵌めた






「ピッタリだな」



「ぅ、うん」



「なんだよ、嬉しくないのか?」






の反応に不服だったらしく



日番谷は不機嫌そうに言う






「ううん、とっても嬉しいよ・・・、ただ・・・」






はそこで言葉を止めると頬を赤く染める















「信じられなくて・・・////夢みたい」





「はっ、何言ってんだ、夢なんかじゃねぇよ」















ちゃんと現実だ






日番谷は安心したように笑いの唇に触れるだけのキスをする










「ちょ・・、冬獅郎////」




「別にいいじゃねぇかこんくら・・「いつまで人の目の前でイチャつく気ですか隊長」




「なんだ居たのか松本」




「なんですかそれ!?私そんなに影薄いですか!?」




「冗談に決まってるだろ;;」







乱菊は胸の前で腕組をし


ふぅ、と溜め息を吐く










「良かったですね隊長」




「あぁ、松本にも色々迷惑掛けたな」




「いえ、私は何もしていませんよ」










そう言うと乱菊は、嬉しそうに薬指に嵌められた指輪を眺めるに微笑んだ




















































数日後―――――・・・・




















































、おめでとう」










「有難う御座います乱菊さん」




















ついに結婚式当日




















は真っ白なドレスを着て、色取り取りな花のブーケを持って日番谷を待っていた



すると戸を叩く音がし、乱菊が入ってくる






「随分綺麗になったわね」



「乱菊さんの方が綺麗ですよ」



「何言ってんのよ花嫁が」






乱菊は笑いながらの頬にキスをした






「!?////」



「結婚式緊張してヘマすんじゃないわよ?」






私はもう会場で待ってるからね






乱菊はそう言ってウインクをすると部屋を出て行った










「なんだったんだろ・・・」










は乱菊にキスされた頬を撫でながら戸をジッと眺める




















コンコンッ




















少しして再び戸を叩く音がした










「はーい」






、準備できたか?」






「ぅ、ん」






が返事を返すとゆっくりと戸が開けられた




































「綺麗だな」




































「/////・・・、冬獅郎もかっこいいよ」




































日番谷は部屋の中に入ると少し目を細めながらそう言った



は恥ずかしくなり目を逸らしながらも日番谷に近付く










「行こうぜ」










もうみんな待ってる










日番谷はその場で片方の膝を付き



に手を差し伸べた






「うん////」






はそれを見て微笑むと



そっと日番谷の出されている手に自分の手をのせた














































今まで、本当に苦しかった

























涙も涸れてしまう位、とっても辛い事もあった

























でもね、冬獅郎がいたから、すべて乗り越えられたよ














































「汝、














































だからこれからは私も冬獅郎の事を支えてあげられるようにする

























どんな事が起きても、冬獅郎の傍に居るよ














































「日番谷 冬獅郎を夫とし










その健やかなる時も






病める時も






富める時も






貧しい時も










これを愛し






これを敬い






これを慰め






これを助け










その命ある限り






共にそいとげることを










誓いますか?」














































だから、これからもずっとずっと一緒にいようね














































「はい、誓います」









































---END---

今まで皆様お付き合いくださり誠に有難う御座いました!

獅馨哉がサイトを始めて直書き始めたBelieveも、無事今回を持ちまして完結です。

色々な事がありました、スランプの時には本当に皆様に迷惑を書けたデス・・・;;

Believeとは獅馨哉自体まだお別れしたくないので、今後は続編&番外編を書いていきたいと思います。

なのでもう少し皆様獅馨哉とBelieveにお付き合い下さると嬉しいです!!


最後の神父様の言葉はとても難しかったー・・・・

獅馨哉結婚式に出た事がないのでわからないんですよね・・・;;;


でも・・・、あんな感じでしたよね?



それでは、最終話なので、 特に 皆様からの感想を待ってます!(笑







2006/07/24