貴方の気持ちが動いているのがわかったから





私も頑張らなきゃいけないと思った。だから





昔の思い出をすべて無にしようと思う・・・

























Believe

























冬獅郎は私の事を心配してくれている




それはとても嬉しい事なのに、私は冬獅郎に心を開けなくなっている




どうしてだろう










「過去が・・・いけないのかな・・・」










またショック受けるのが嫌だから




だから、避けちゃって本当の事言えないのかな




でも、記憶を失くす事はできない




じゃあどうすれば・・・あ・・・




そうだ、写真だ




今まで冬獅郎と撮ってきた写真すべて燃やしてしまおう




そうすれば記憶だけになる




記憶は直忘れてしまうから・・・




そうしよう

























もうすぐ仕事が終わる




そうしたら家に帰って、いままで撮った写真を全部外へ持ち出さなきゃ




一枚も忘れずに




それから、夜になってから燃やそう










「何考えてんのよ










「ひぃっ」





後ろから乱菊が呟いた





「な、何するんですか乱菊さん!!」





ビックリするじゃないですか!!





「だってぇ、なんかまた深刻そうな顔してるから」





なんか悩んでんのかと思って





「そんな事ないですよ。安心して下さい」





「それならいいんだけどね」





「あ、そうだ。乱菊さん、今日もう仕事終わったんで上がっちゃっていいですか?」





早く帰って準備しちゃいたいし





「ええ、終わったんならいいわよ」





乱菊は不思議そうにを見た





「じゃあそうさせてもらいますね」





は立ち上がり帰り支度をした





「あ、乱菊さんコレ冬獅郎に渡しておいて下さい、書類です。じゃ、失礼します」





は早口で乱菊に伝えると部屋から出て行った










何考えてるのかしら、ねぇ隊長」










乱菊はそう言いながら後ろを向いた





「てめっまた気づいてやがったのか」





するとドアの隙間から日番谷は乱菊がいる方を見ていた





「当たり前じゃないですか」





霊圧消さないし





「ところで隊長」





「なんだ?」





「今日の夜、の部屋行ってもらえませんかね?」





「な、何言ってやがんだ急に////」





夜、部屋に行けなんて





「何考えてんですか隊長は;発情期ですか?」





乱菊はニヤッと笑った





「うるせぇ////早とちりしただけだ」





「そんな恥かしがらなくていいのに、で、行ってもらえますか?」





「あぁ、話したい事も色々あるしな」





「じゃあお願いしますね。あ、後これ書類です」





乱菊はから渡された書類を日番谷に渡した





「おう」

























勿体無くなんかない・・・




こんな写真なくったって冬獅郎はいるのだから




ただ昔の思い出がなくなるだけ





は自分の部屋に着くと、押入れから沢山のダンボール箱を取り出した





そのダンボールの中には沢山のアルバムがしまわれていた





こんなにいっぱい写真撮ってたんだ




はアルバムを手にしようとしたが、その手をすぐ引っ込めた




駄目だ、見たらきっと燃やせなくなってしまう




前の思い出が写っているから




また泣いてしまう





は立ち上がりダンボールを運び出した










---END---

次は燃やします写真。