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最初から、こうなることは決まっていたのかもしれない
所詮、偶然なんてなくて
全ては必然だったのかもしれない
「晋助、さようなら」
「おい萌夏」
「もう耐え切れないの、ごめんね」
私は自分のバッグとコートを持って晋助の部屋を後にした
少し高いヒールを履いて外に出ると、
締め付けるように寒い空気が私の湿った頬を撫でた
終わりは一体
何処
だったか
(そんなの分からない。でも、)
(晋助の事、本当に大好きだったの)