「ねえ映く〜ん、どこにいくのぉ?」
「そんなのきまってないよー!たんけんっ!」
「・・・」
詰所を出た三人は、いつの間にか草木が生い茂っている場所に来ていた
Believe
「で、でも、ここぼくしらないばしょだよぉ?」
「あたりまえだろー?オレだってしらないもん!」
「そろそろ戻ったほうがいいんじゃない?」
映護は落ちていた大き目の枝を振り回しながら歩いていると、
その後ろを歩いていた冷静な聖騎がそう言った
「まだきたばっかじゃん!ひみつきちつくろーぜ!」
「だめだよ映くん〜;」
「もぉーっ!叶うるさいーっ!!」
ドンッ
と、映護は叶のことを両手で突き飛ばした
「映護!そっち崖だよ!!;」
「ぇ・・・!?;」
聖騎は慌てて叶の手を掴もうとしたが、掴む事は出来ず
「ままぁあーっ!!!!」
叶はそのまま倒れ、姿が見えなくなってしまった
「ぁ、オレ、ど、どうしよう!?」
「とにかくママ達に知らせなきゃ」
「ぉ、おこられちゃうよぉ・・・」
「それより叶がだいじでしょ!」
普段あまり話さない聖騎が怒鳴ると、
映護は泣きそうになりながらも深く頷いた
*************
「ふぅー、やっと外の仕事終わったー!」
「おい、詰所に子供だけで残しといて良かったのか?」
「平気でしょー?あの子たちにはちゃんと言い聞かせたし・・・」
と冬獅郎はそんな会話をしながら詰所の扉を開けた
「ただいま〜聖騎ー映護ーよ・・ぅ・・・?」
「・・・?おいどうし・・「いないっ!!!!」
冬獅郎がに話しかけると、は真っ青な顔をして冬獅郎の方に振り返った
「は・・・?」
「いないの!;三人が!!」
「は!?;」
泣きそうになってるの横から詰所の中を覗くと、
確かに仕事に出る前までいた三人の姿がなかった
「なんで!?どこ行っちゃったのあの子達・・・!」
「取り敢えず落ち着けよ;子供の足だ、そんな遠くまでは行ってねぇだろ」
「ままぁあーっ!」
パニック状態のを宥めていると、後ろから聖騎の声がした
「聖騎、映護っ!アンタ達何処に行って・・・
「叶が落っこちゃったっ」
「ぇっ!?;」
「ぉ、オレ、オレがぁ・・・っ・・」
達の所まで走ってきた二人は、
聖騎は荒い息を整えながら冬獅郎の死覇装の裾を掴み、
映護はに抱き付き泣き始めた
「話は後だ。聖騎、叶は何処だ?」
「っ、こっち・・・!」
聖騎も映護の姿を見て泣きそうになりながら、
冬獅郎の死覇装を引っ張った
「、映護抱き上げろ」
「ぅ、うん」
「聖騎、おいで」
冬獅郎は聖騎を軽々と抱き上げると、瞬歩を使って走り出した
も冬獅郎を追って瞬歩を使った
---END---
冬獅郎がお父さんを発揮・・・!←
「おいで」とか、ちょっと萌え〜!(ムードを考えろお前)
さてはて、叶は大丈夫なんだろうか・・・!