本当はな、こんな俺永遠に見せたくなかった
醜い、独占欲を剥き出しにした俺の姿
愛しいお前には、ずっと見せたくなかったんだ
瞳を閉じて
なんでこの気持ちを抑える事ができなくなってしまったんだろう
今までできたのに
どんな事があっても、これだけは抑える事ができたのに
「ゃっ、と、冬獅郎!//どうしたの!?」
「もう、我慢できねぇんだよ」
俺はそう言って愛しいの首筋に顔を埋める
そして、俺の物という証を、数箇所に刻んだ
「ぃたっ・・・、痛いよ冬獅郎」
俺が顔を上げると、の首には真っ赤な華がはっきりわかる
は少し怯えた様な顔をする
でもその顔は、逆に俺を煽った
「そんな顔、俺以外の男には絶対すんじゃねぇぞ」
の唇に、今日何回目かのキスをする
最初は触れるだけ
段々と深く、
ふとの息遣いが荒くなっていくのがわかった
苦しいんだろう
少しだけ、舌を抜いてに酸素を吸わせる
その行動にはホッとして息を吸い始めるが
数回呼吸をさせると俺はまたすぐ口を塞いだ
「ん・・・ゃっ、・・・ふ、んぅ・・・////」
ほんの、少しの事だった
只が、俺以外の男と話していただけ
楽しそうに、いつもが俺に向けている笑顔で
「・・・・っ、・・・何すんだよ」
俺がそんな事を思い出していると
苦しいのに我慢できなくなったのか
は俺の舌を噛んだ
「きょ・・・、っ、今日の冬獅郎・・・、なんか変だよ」
悲しそうな、不安そうな顔ではそう言った
俺は悔しかった
あの笑顔は俺だけのものだと思っていたから
が、俺の物ではない気がしてしまった
が、離れていってしまいそうな気がして、不安になった
「・・・・ごめん、な・・・」
「・・・冬獅郎?」
「ただ、嫉妬しただけだ」
俺はそう言ってを抱きしめる
すると、はクスリ、と笑った
「そ、っか」
「何笑ってんだよ」
俺は不安だったのに
お前が離れていってしまいそうで
「ううん、ごめんね、ねぇ冬獅郎、ちょっと目を閉じて」
がそう言った時、俺は身体を震わせた
目を閉じたら、はいなくなってしまわないだろうか
そんな不安が脳裏を過ぎった
でも、俺はを信じて
の服の裾を掴みながらゆっくりと目を閉じた
「冬獅郎、大好きだよ、不安にさせてごめんね」
優しく、ゆっくりと、でもはっきりした口調ではそう俺の耳元で言った
そして、唇に触れるだけの優しいキス
の唇が離れてから、俺がゆっくり目を開けると
そこには俺の大好きな笑顔をしたがいた
---END---
いやー・・・・;;;;;;;
もうすみません。甘ですかこれ!?(聞くな
裏というのもあったので、ちょっと強引さも入れてみました。(微裏?
こんなものですがキリ番80000を踏んだ南野華耶様に捧げます。
南野華耶様だけお持ち帰り可能。