今日は 俺の彼女 の誕生日だってのに・・・

























愛しい人よ

























なんであいつの周りにはあんなに人がいるんだよ!!










日番谷はそう心の中で思いながら


深い溜息を吐く





自分の数メートル先には愛しい彼女の姿


彼女、は今日誕生日だった


日番谷はちゃんとプレゼントを用意している





しかし、近付く事ができなかった















ちゃんお誕生日おめでとーwこれボクからのプレゼントやで」



「あ、市丸隊長有難う御座います」



、これをやろう」



「ちょ;朽木隊長なんですかこの豪華そうなの!!;」



ー、鯛焼きやるよ」



「恋次はいつもそれだね」





の周りには何人もの隊長副隊長格


日番谷はいつもなら間を割ってでもを奪うが


今日はそれができなかった










なぜならば










日番谷は今日、にある事を伝えようとしていた


とても大切な、今後の人生に係わる話










「とは思ったものの、限界だ」





日番谷は我慢していたものの


限界を超えその場の地面を蹴った




































「なぁ〜ちゃ・・「市丸、テメェから離れやがれ」





市丸がの肩を抱き顔を近づけていると


日番谷はそれを剥がす様に間に割り込んだ





「あ、彼氏さんの登場やな」





市丸はニコニコ笑いながら日番谷を見つめる





「・・・ちゃんは渡さないで?」



「市丸のモンじゃねーだろ」



「でもちゃんは十番隊長さんのモノでもないで?」



「それには同感だ」



「俺もッス」





「・・・・・」










市丸はを自分の後ろに隠してそう言うと


続けて朽木、恋次も日番谷の前に立った





































「・・・・・私は冬獅郎のモノですよ?」




































その瞬間、はそう呟く


その一言で市丸、朽木、恋次は固まった


それとは逆に、日番谷は口角を上げる




「だってよ市丸、朽木、阿散井」




「「「・・・・・」」」






日番谷は固まっている朽木達の間をすり抜けの手を掴んだ





「行くぞ




「うん」






はニッコリと笑い


市丸にバイバイ、と小さい声で言うと日番谷の後に着いて行った




































「今度からあいつ等と話すなよな」



「えー、でもそんなんじゃ詰まんないもん」





「なら回数減らせ」





「・・・はーい」





と日番谷は二人肩を並べ廊下を歩く


日番谷は懐に入っている物をそっと服の上から触る


それは小さい箱に入っていて、リボンでラッピングされていた





ゆっくり懐に手を入れ箱を優しく握り締めた










「なぁ、










日番谷は足を止めを見つめる





「何?」















「誕生日、おめでとう」















そう言っての額に触るだけのキスをする





「ん、ありがと//」



「それと・・・」






日番谷はの目の前に小さな箱を差し出す





「・・・何これ」





は不思議そうにその箱を見つめ日番谷に尋ねた





「開けてみろよ」





日番谷はの手の上に箱をのせる


は小さく頷くとゆっくりとリボンを解いた




































「冬獅郎、これ・・・////」




































「・・・俺と、結婚して下さい//」




































日番谷はそう言ってを真っ直ぐ見つめた


顔がみるみる紅く染まっていくのがわかる










箱の中に入っていたもの





それはダイヤモンドがキラキラと光る指輪





ダイヤモンドはハートの形に細工されていて





真ん中に大きさの違うものが2つついている










「ゎ、私が・・・冬獅郎のお嫁さん・・・//?」



「なんだよ//嫌か?」



「そ、そんな訳ないじゃん!!」





はニコリと笑って日番谷の頬にキスをした















「不束者ですが宜しくお願いします//」















「あぁ//」



















愛しい人よ、もう離しはしない




















---END---

はい、企画一個目!朝比奈心愛様リクですねー。

もうすみませんねー。ちょっと途中から意味深・・・?

最初『不束者』が思い出せなくて焦ってました;;

こんなものでよければ・・・貰ってやって下さい。

もう『愛しい人よ、もう離しはしない』ってのが・・・

好きで好きで堪りません!誰か獅馨哉にこんな事言って・・・!!