小さい頃はいつもいつも喧嘩ばかりで、

中学生になってからは何故かお互い意識しあって距離を置いて、

高校生になったら何故か学校一緒で、また話すようになって、

高校2年生の夏、突然告白をされた。




私は気づいてた、ずっと昔から、出会ったときから晋助に惹かれていたこと。








「それで結婚までしちゃうなんてね」

「あ?なんだよ、今更やだとか言うんじゃ・・・」

「違うよ、昔から今までを思い出してたの」

「ふーん」






私達は今日、結婚する。

まさかこんな人生が私を待っていたなんて、

神様もなかなか粋なことしてくれる。





「晋助さ、本当に私で良いの?」

「当たり前だろ、なんだよ急に。あと数時間で始まるんだぜ?」

「別になんでもないけど。聞いておきたかっただけ!」




私はそういうと自分の姿を鏡に映す。

けして可愛くも綺麗でもないけど、いつもよりはマシかな。





「・・・似合ってるぜ、ウェディング姿」

「なに、急に」

「別に、言っておきたかっただけだ」





晋助はそう言って私を後ろから抱きしめた。

ああ、なんだか、凄く幸せ。









神様してる!

(私達を出会わせてくれてありがとう!)