「寒いさむいサムイっ!!」



 慌しい足音一つ。










禁句









「あったかーい」

「離れろ」



 不機嫌そうな声をあげたのはここ、十番隊の隊長日番谷冬獅郎。

 その不機嫌な原因はべたっと抱きついている彼女にありそうだ。



「この頃冷えるねー」

「離れろ」


 何度言ってもいっこうに離れる気配をみせない彼女に最後の切り札を一言。








、犯すぞ」



 ピューっと離れていった

 顔は真っ赤で後ろにある壁にへばりついている。


「はっはしたないよっ冬獅郎・・・・・・
////」

「君は余計だ」



 視線を書類に戻し止めていた手を再び動かす。

 それでもまだ壁にへばりついている、それが気になって仕方がない。





「・・・まだくっついてんのかよ」

「だっだって冬獅郎くんがお、おかっすなんていうからっ!!!////」






 アホ・・・



 ひどいっと言い返してきたを見て溜息を吐いた。


 どれだけ真に受けてんだよ。


 顔は相変わらず真っ赤で微妙に半泣き、アホとしかいいようがない。






「こっち来いよ」

「?」



 壁にへばりついているをこっちに呼び筆をおいた。

 遊んでくれるとでも思っているのだろう。

 ニコニコ笑いながら小走りできた。




「なに?」

「ここ座れ」



 膝の上をさす冬獅郎。

 そんな所に座れるわけもなくただ首を横に振りながら否定した。



「なんだよ、嫌なのかよ」

「いやっそりゃ嬉しいですけど、そんな隊長の膝の上なんてっ・・・!!」

「嫌じゃねぇならいいだろ」


「うぅ・・・」



 渋々座る

 腰に腕をまわし背中に額をくっつける。

 するとやけに早く脈をうっているの心臓。



「すげぇ速い、の鼓動」

「えっ?うそっ・・・」






「興奮してんのか?」

「な!?んなわけないじゃんっ!!!////」



 体が熱くなったのがわかった。

 恥ずかしくて冬獅郎の膝から降りようとバタバタ動いてみるが

 暴れんじゃねぇよってすぐ怒られた。








「くしゅん!」

「・・・寒いのか?」



 ・・・ちょっとだけ・・・


 冬獅郎とくっついていて暖かいのは暖かいのだけど

 部屋のひんやりとした空気は先程から変わりはしない。



 不意に腰にあった腕が離れた。



「?」

「ちょっと来い」



 私を膝から降ろすと自分も椅子から立ち上がり近くのソファーの所まで連れて行かれた。




「どうしたの・・・?冬獅ろ・・・」

「寒いんだろ?あたためてやるよ」



「はい・・・?・・・・・・・・・わっ!」




 すごい楽しそうな声、いつも悪戯を思いついた時にだす声。

 なんとなく嫌な予感はしてたよ?

 それを上手く回避できない自分が憎い。





 見事ソファーに押し倒されました・・・。




「なにを言ってらっしゃるのでしょうか?」

「俺がをあっためてやるっていってんだよ」


「どけてよっ・・・うぅ・・・」

「駄目だ」




 覆い被さってくる冬獅郎の胸板を押して抵抗してみるもそのまま手首を掴まれてあっというまに手は私の顔の横。

 そのまま唇を重ねられた。




「ふんっ・・・んん・・・っはぁっ・・・」

・・・」


「だっめ・・・っ!無理・・・乱菊さんとか来たらっどうするのっ!?」



 ニヤッと笑った冬獅朗。

 うわっ・・・すっごい嫌な予感・・・。




「残念だったな、松本は今日非番だ」





 うそ・・・・・・。



 泣きそうな私の顔を見て泣くんじゃねぇよ、と呟きながら優しく額にキスを一つ。

 そんな顔するからいつも断りきれずに流されちゃうんだ。



「っ・・・とっしろ・・・っ」

「好きだ・・・



 白い肌に赤い華が咲いた。









 この後は冬獅郎のおかげで汗をかくほどポカポカになれました。

 この事件(?)があってから私は冬獅郎の前では「寒い」を絶対口にしないようにしてます。







・・・

4200hitで獅馨哉ちゃんからリクをもらいました♪

日番谷で甘のはずなんですけど・・・。

どこからどこまでが甘の範囲???(ぇ)

こんなものでよろしければお持ち帰りどうぞ♪

獅馨哉ちゃんのみお持ち帰りOKですので。

リクありがとうございました♪





いやはやいや・・・(なんやねんお前

流石だよみなもちゃん・・・(◎´∀`)

冬獅郎がめっちゃかわええわぁ〜ww

ありがとね!!大好きよン!!(ぇえ