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啜り泣く雨に打たれて
夜が明けていく
永遠を約束した小指は無力だった
君を想うよ
「冬獅郎っ・・・、ごめんなさい」
「ぇ・・・?」
何を言われたか分からなかった
でも数秒後何を言われたのかを分かってしまって
初めて自分の事を憎んだ
「嘘、だろ・・・?;」
俺がそう聞くと萌夏はゆっくり首を横に振る
その瞬間、自分の中の何かが崩れていくのが分かった
「冬獅郎、別れて」
「マジかよ・・・」
なんか悪い事したか?
お前の気に食わない事を俺が何かしたのか?
なんで俺から離れていくんだよ
「さようなら」
萌夏は小さく呟き冬獅郎に背を向け歩き始めた
どんな些細な事でも、分かち合えていた
感じあえていたはずなのに
「萌夏ッ!!」
俺は納得いかなくて萌夏の背中に呼びかける
「俺が何したって言うんだよ」
俺はこんなにも萌夏の事が好きなのに
「何か気に食わない事があったなら謝るからっ」
だから、お願いだから・・・
「別れるなんて言わないでくれよ・・・!」
萌夏・・・・
萌夏・・・・
「萌夏・・・!」
初めて、恋をして泣いた
涙は止めどなく流れて
床に落ちた涙は滲みて消えていった
さっきまで、笑って話していたのに
もう君は傍にいない
もっと、ずっと、一生
君といれると思っていたのに
---END---
この頃・・・悲恋が書けちゃうなぁ・・・。
今回はヒロイン視点も書いてみますー。
是非読んでみて下さい。
そして、感想なんか下さっちゃいますと嬉しいです。(日本語変です。