「銀ちゃん、怒ってるでしょ」
「そんなことありませんー」
「じゃあなんでこっち見てくれないの!」
「それはだなァ・・・・・・・・怒ってるからです」
ズズッと、銀ちゃんがずっと飲んでいた苺牛乳が尽きた音がした
空になったパックを机の上に置く
「だからね、ちゃんと10日に会いにはきたでしょ?」
「その数秒後には11日だっただろうがよォ」
「・・・・ご、ごめんね?」
「それによォ〜、まだ銀さんに言わなくちゃいけないことあんじゃねぇの〜?」
銀ちゃんはいかにも不機嫌そうな顔をすると、わたしを軽く睨み付けた
あぁ、それは、ちゃんとわかってるよ
「わかってるよ、でもさ、言いたくないんだよね」
「はァ!?;それって銀さんのこと嫌いって事!?生まれてくるなって!?!?」
「違うよ!;わたしはね、そういうのよりも・・・」
言葉なんかよりも
(愛情で勝負したいんです!)
(は・・・?)
(だからね!ほら銀ちゃんおいで!ぎゅーってしてあげる!)
(、お前それ言い訳じゃ・・・)
(ち、違うよ!言葉は愛情のあとなの!)