「ねえ晋助、あんたってなんでそんなにムカつくの?」
仁王立ちで俺の道を塞ぐ女はそういった
「んなムカつくなら俺に近寄んなきゃいいだろうが」
「そういうのはナシ。あたしは晋助と一緒にいたいんだもの」
「はっ、意味わかんねー」
俺は女の見下して鼻で笑ってやった
それを見た女の顔は見る見るうちに不機嫌そうなものへと変わる
「やっぱりムカつく、なんであんたがあたしの中を占領するのよ」
「んなこと俺が知るか、つかオマエ生意気過ぎんだよさっきから」
その口利けなくしてやろうか
(できるもんならやってみなさいよ)
(ククッ、そろそろ幼馴染ってェのも飽きたしなァ)
(あたしはいつでも覚悟はできてるわ)
(そりゃァ頼もしいじゃねぇか)