あの人はきっと黒猫
黒猫に恋の予感
あたしはとっても大人しい方だと思うの
ちゃんと授業に出てるし
規則だって守ってる
行事だって、進んでじゃないけれど参加している
年頃の割には慎んでるんだよ?
なのに・・・
「ぁ、あの、ヒバリさん・・・?;;」
なんでかこの頃この人があたしの周りをウロチョロしてる
「何?」
放課後、
あたしは家に帰っても暇だから
よく図書室へ行って本を読んでいる
今、ヒバリさんは本を読んでいるあたしの正面に座って
じっとあたしの事を見つめている
「何か、用ですか?」
「ううん、別に」
ならなんで此処にいるんだ
そうあたしは心の中でつっこむ
今図書室にはあたしとヒバリさんだけ
ヒバリさんは本も読んでないし
あたしに用がないのなら何のために此処にいるのか
「ヒ、ヒバリさん」
「・・・・」
「?」
あたしがそんな事を考えていたら
いつの間にかヒバリさんが綺麗な顔をして眠っていた
窓が開いていて、柔らかい風がヒバリさんの髪を撫でた
なんだか猫みたいで、あたしはついヒバリさんの頬に触れた
「ホント猫みたい・・・」
「そう?」
「ヒ、ヒバリさん!?」
なんで起きちゃうんだろ
しかも手を掴まれちゃって離れられない・・・
お願いだから離して下さい
「寝てる時に触れると噛み殺すよ?」
「ご、ごめんなさいぃ!!」
あぁ、あたしの手の馬鹿
いや、もうあたしの脳ミソが馬鹿なんだ
ヒバリさんに気安く触るなんて
きっと誰もできないだろう
「うん、今のはコレで見逃してあげる」
ちゅ
「へ!?////」
「今度あんな事したらコレだけじゃ済まないからね」
もう絶対にこんな事しません
心臓がもたないから
今だってほら、こんなにドキドキしてる
---END---
いみがわからんね。